9月13日
今日は 死別シングルになり16年目を迎えた日になります
シングルになった経緯は配偶者との死別ですが
当時は 配偶者と死別するという現実を
まともに受け入れられなかった経験をしております
具体的に言いますと
現実に直面し
喪失感や悲しみと向き合うとは
実につらいことです
今から16年前の自分を思い出しますと
心を消してしまいたいと思っていた自分を思い返します
もっと言うと 自分の心も死んでしまうという経験をしました
ニュースで見る
芸能人さんの自死などを知ると
当時を思い出されます
奇しくも ただいま 自殺予防週間
9月10日から9月16日までです
「自殺予防週間」では集中的な啓発活動を実施しています
自治体 関係団体を含み啓発活動が行われています
自死という悲しいことを防ぐには
悩む本人だけでなく親族も守るということになります
辛い配偶者との突然の別れ
が
心を消すというのは
故人を忘れてしまうことでもあるのではないかとも思う
心を取り戻した後やってくるのは
あの時 ああしてやれなかった
こしてやれなかったという
後悔と罪悪感
自分だけが楽になってはいけないという自責の念を抱えて
しんどい気持ちを長年抱えていた
経験をわたしはしてきましたが
罪悪感は
孤独感も一緒にやってきます
そんな経験を随分長く心の奥にしまってきましたが
わたしの場合
周りの皆さんにホントに支えていただいた
ひとりでの子育てに関しても
親族がご近所さんが親身になってサポートをしていただけたことで
なんとか 長男次男を育ててこれた
それに報いるためにも
元気でこうして活動することなんだと思う
孤独感を手放すには
周囲のみなさんのサポートを素直に受けること
コロナ禍でも
誰にも相談できない孤独な亡くなり方をする方が増えた
調べると
8割は誰にも相談しないで自殺に至る
という統計を見ましたが
相談窓口はあっても
相談しないという理由は ご本人にしかわからないワケでして
相談しやすい体制を作り続けることが最善なのか
改めて考えてみたいとも考える
そして
残された遺族や家族の方も
傷ついているはずです
わたし自身も夫を自死で失くした経験者として
申し上げたい
亡くなった理由は「本人」にしかわからないのですが
どうしてか
残された家族は
「何もしてやれなかった」
「もっと〇〇してやればよかった」
「わたしのせいかもしれない」
など 自責の念に捕らわれると思います
葬儀の後 あらゆる手続きをしなければならないのですが
悲しみとショックという傷は
そんな中でも深まっていくものです
親族にも
「お前のせいだ」
「罪の十字架を背負って生きろ」
なんて言われた時は さすがに
わたしも死にたくなるときもあるものです
そして 終わりのない理由探し
理由は どれだけ必死に探し求めても
わかりません
わたしもいまだにわかりませんが
それでも 自分に何ができるかを
生きているのですから
考え啓発できることなのかと思うので
ブログに書かせていただく
終りのない理由探しより
できることを探す
そんな日であると毎年考えております