西田幾多郎記念哲学館に

客人をご案内

 

 

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かほく市

西田幾多郎記念哲学館

世界でも稀な哲学に特化したミュージアムでもあり

安藤忠雄建築でもあり

多くの方にご来場いただいております

 

ご興味をいただきまして

折に触れて わたしも客人をご案内することがありますが

哲学ミュージアムのため

安藤先生は

「迷いながら、自ら考え、前に進む」

という体験ができるように

複雑な迷路のように設計されておりますが

 

わたし自身 何度も訪れておりますので

慣れもあるのか

違和感?というか

独特の安藤建築に対して

体が反応することもないのですが

 

 

客人が教えてくれる

微妙に 

瞑想の空間ホワイエにおいて

 

「酔う」

と仰る・・・・

 

なぜに?

とお聞きすると

ホワイエがすり鉢状の形をしていて

壁が微妙に傾いているんですね

 

個人差はございますが

平衡感覚の敏感な方は

わずかな傾きにも反応されるという

 

 

なるほど・・・

 

 

わたくし

今まで一度として

ホワイエの人工的傾きに反応したことなかった

 

ということは

鈍感(笑)

 

 

迷いながら・・・がテーマの安藤建築ですが

こうした 傾きということも

わたしたちの身体に起きていることを

「考えろ」

ということを示しているのかもしれませんが

 

灯台元暗しではありませんが

 

客人がこうして

身をもって

新たな発見を促してくださる

 

西田幾多郎哲学館は

わたしたちの感覚がどうなのかも教えてくれる

 

傾きに

敏感なのか

わたしのように鈍感なのか

知りたいときは

西田幾多郎記念哲学館ホワイエに身を置いてみてください