官庁は御用納めも終わりましたが

わたしたち議員は 仕事納めはできません

365日 市民相談はあります

いつ何時・・・お困りごとは 起こるかわかりませんね

 

そんな時 市民のみなさんに

どこまで寄り添えるか

いい方向にむかう方法を一緒に考えるのが

わたしたち議員の役割だと考えております

 

困る

文字通り

育つはずの木(枝葉)が囲われ

行き場を失われ 伸びるはずのものも伸びない状態の

心理状況を言いますね

 

つまり

「どうしたらいいか わからない」

状況だと思います

 

この年末のご相談に多いのは

「子供の通知簿わたしの際

学校から発達障害の検査を受けるよう勧められた」

という保護者の方からの相談

 

お子さんが 

「発達障害の疑いがあります」

といきなり言われて ビックリする保護者の方は多いのではないでしょうか

 

 

↑政府広報オンラインでは 発達障害のことをこのように説明されています

 

発達障害は、脳機能の発達が関係する障害です。

発達障害がある人は、コミュニケーションや対人関係をつくるのが苦手です。

また、その行動や態度は「自分勝手」とか「変わった人」「困った人」と誤解され、

敬遠されることも少なくありません。

それが、親のしつけや教育の問題ではなく、

脳機能の障害によるものだと理解すれば

周囲の人の接し方も変わってくるのではないでしょうか。

 

と書かれていますが なんだかわかりにくいですよね

 

例えば・・・

 

わたしは 子供のころ 逆上がりが苦手だったんですよね

そして 図工の時間 手先が不器用で

作品がキレイに仕上げることができませんでした

 

そんな時 周りの友達が 逆上がりをいとも簡単にできている姿

作品がキレイに仕上げることができている姿を見て

 

「なんで自分はこんなに頑張っているのにできないんだ」

と怒りと共に

自己否定しつつ 

すべてにおいて自信をなくしておりました

 

ここで「比べる」

ということをするから落ち込むワケです

 

逆上がりができるのが当然

作品がキレイに仕上げることが当然

みんなと同じことができないとダメ

という思い込みがそうさせるワケでして

 

今では 誰しもが得意・不得意があります

それを理解していないと自己否定に陥ることはしばしば

どなたでもあるのではないでしょうか

 

発達障害の障害というハードルは

ちょっとしたサポートという理解があれば

社会でも適応できるはずなんですね

 

それは

わたしが逆上がりできなくて落ち込んでいたとき

先生に

「逆上がりできないので できるコツ教えてください」

と所望したとき

先生に腰をもって少し補助してくれた時 

できたんですよね

その時の感動・・・それからコツを覚え 調子に乗って

逆上がりがくるくるできるようになった記憶があります

 

それと同じ

できるコツというのが 多かれ少なかれ必要なのが

発達障害の方への支援だと思っています

 

ということは・・・

「できません」「苦手」「不得意」であることを

相手に知らせる必要があるワケです

 

そういう意味での

診断を受けた方がいいという話なのかなと理解しております

 

発達障害という名前が

もしかしたら あまりいいイメージがないのかもしれません

 

「できない」ことを明確にするわけでして・・・

 

親御さんにしたら

わが子の欠点を明確にしてしまうことは不安かもしれませんが

サポートを受けるために必要なことだと

わたしは思います

 

わたしの知り合いで

10代で発達障害の診断を受けた方が

長年自分の特性を理解し

できないことは多くても デザインは好きと言う方が

この度 デザイン会社に就職ができたというお話をいただきました

 

デザインが得意

ということを伸ばしたんですね

 

得意 不得意を明確にすることが

診断を受けるということであるとわたし的に理解しておりますが

 

わたし自身の経験上

できないことへの苛立ち

そして自己否定はお子さんにとってしんどいものかもしれません

 

親御さんにとっても

厳しい選択になるかもしれませんが

お子さんの伸びやかな成長に何が必要か

お考えいただければと思います

 

と申しましても

わたしも親として当事者

(うちの長男も発達障害の診断を受けて育っております

おかげさまで 学校では様々サポートを受け育ち

今では社会人として一般就労して働いております)

 

そして

スクールカウンセラーさんの配置について

週に1度ほどしか学校に来られないというのも

問題なのかな?

とも考えます

 

困りごとは

わたしたち議員と同じ

いつ何時 起こるかわかりません

子どもたちも同じ

 

相談したい ヘルプを出したいときに

いてくれる 逃げ場がある

スクールカウンセラーさんの配置が薄すぎないか?

とも思う

 

これも 来年への課題かと考えます

何はともあれ

お子さんたちの伸びやかな成長を切に願います