多様な社会はなぜ難しいのか

水無田気流

 

 

 

12月議会での

一般質問の際 同性パートナーシップ制度導入について質問する際

読んだ本です

 

水無田気流さんの

日本経済新聞に連載されていたコラムまとめ本になります

 

多様性とよく言いますが

多様性とは何か?

 

互いに非常に異なる多くの人や物の集まり

と辞書には記されておりますが

 

異なる違いを探す時に

自分を基準に 相手が自分と違うところを

探してしまいますが

 

逆にですね

相手を基準としたら 自分の何が

違うのかを探すことも必要だと考えるときがあります

 

発達障害の長男(アスペルガー症候群)を育てた経験がありますが

彼の子育ては

とてもユニークで今となれば

楽しかったと言えますが(現在 20歳 おかげさまで独立しました)

当時は

彼に申し訳ないけど

他の子と行動を比べることがあり

「変わっているね」

と言ってしまうことがありました

 

ところが彼は

わたしに対して

「俺からしたら お母さんの方が変わっている」

なんて言われるワケです

 

自分が基準ではない

というショッキングなことを息子から教えていただいたワケですが

 

そう思うと

わたしから見た

「変わっている」息子の行動もですね

どことなく許せたりするワケです

 

自分が正しいというのは

正義ではないのかもしれません

 

つまり

相手の違いを見て

受け入れるというのも

どこか 上から目線かもしれませんね

 

違いを認め合うというのは

相手の違いを見て受け入れることではなく

相手を基準とし自分が何が違うのか

冷静に向き合うことだと考えるのです

 

本書には

MeToo、ポテサラ論争、ゲス不倫、

五輪組織委、男性育休、逃げ恥、♯わきまえない女

女性入試差別など、

年話題をよんだキーワードをもとに

日本における多様性の問題を

女性活躍、結婚、子育て、男性問題 LGBT

とさまざまな視点から掘り下げられております

 

さまなざな課題における解決策は

制度も大事かもしれませんが

 

相手を基準とし自分が何が違うのか

という考え方かもしれません

 

12月4日から10日までは

人権週間

ちょっと足をとめて考えてみていただきたいです