賢者の書

喜多川 泰

 

 

 

わたしの愛読書の1冊です

 

わたしは愚者だと思う

 

ドイツの名宰相 ビスマルクは

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ

なんていう名言を残していますが

 

わたしは経験も学べると思うのですが

それは個人の問題において

 

ですが

社会や組織というレベルにおいては

歴史から学べという意味だと思っています

 

もっというと 

他人の経験をも学べという

更に深い理解があると思う

 

歴史や他の方の経験を知ることも一つの賢者への近道かもしれないと思う

 

そう思うと

わたしの場合 立場的 多くの方とお話をする機会をいただける

成功談も失敗談も ご相談もいただけている

 

そんな中で

長く続くコロナ禍も影響してか

仕事にやる気が出ない

長いトンネルの中にいるよう

休みたいけど休めない

しんどいという 声をお聞きする

 

特に 医療従事者や介護 ケアに従事している方の

お気持ちは切実に受け取っています

 

コロナ禍の中を生き延びるためにわたしたちができることとは?

改めて 本書の扉を開いてみる

 

その中に

東と西のオアシスの話があります

 

東のオアシスのルール

「自分の幸せのみを切に願うこと」

西のオアシスのルール

「他人の幸せのみを切に願うこと」

とありますが

 

それぞれのルールの中にあるオアシスの状態とは

東は

争いが絶えず 公共の場が乱れている

人間関係もうまくいかない

皆好き勝手にしているので危険と隣り合わせ

例えば 人に財産を奪われるのではないかと

気の抜けない日々を過ごしているワケですが

 

西は

人のために頑張る努力をするのですが

そのおかげで公共の場がとても美しく

お互いに仲が良く

人を喜ばせる歌や踊りがあり

食料もなどが潤沢

協力し合っているので何かを奪われる恐れがない

共存できるオアシス

 

これを読むと

コロナ禍の中で わたしたちにできることを考えることができると思う

 

他者の幸せを考えることは

まわりまわって自分にも返ってくること

 

石川県は現在 深刻な状況下にあります

感染予防に努めることはどういうことなのか

自分のためだけではなく

他者のためであること

 

しんどいといいながら

日々 コロナと戦っていらっしゃる

医療従事者 または 感染された方

コロナの影響で営みが厳しい方

がいることを 認識して

わたしたち一人一人ができることを改めて考え直す必要があると思う