女たちの避難所

垣谷美雨

 

 

 

わたしの愛読書です

 

今日は 311

改めて 本を紐解いてみる

 

ご縁があり 議員になる前 

宮城県仙台市に

行く機会が何度かありました

東日本大震災後の仙台を見る機会をいただきました

(議員になる前です)

 

津波は仙台の友人宅100m手前まで

襲ってきたこと

地震の際の経験

そして 実際に 津波ですべてが失われた

沿岸部に連れていっていただいて

初めて この目で震災の爪後を見てきました

 

友人は淡々とその時の経験を語ってくださいました

 

その友人の語りが

本を読むたびに思い出すことができます

 

九死に一生を得た福子は津波から助けた少年と

乳飲み子を抱えた遠乃は舅や義兄と

息子とはぐれたシングルマザーの渚は一人

避難所へ向かった。だがそこは、

“絆”を盾に段ボールの仕切りも使わせない監視社会。

男尊女卑が蔓延(はびこ)り

美しい遠乃は好奇の目の中

授乳もままならなかった。

やがて虐げられた女たちは静かに怒り、

立ち上がる。憤りで読む手が止まらぬ衝撃の震災小説

本書 解説より

 

女性の視点からの防災小説

 

311の鎮魂の祈りと共に

そして令和6年能登半島地震において

わたしたちにできることを考えさせてくれる一冊を紐解く