働く女子の運命

濱口桂一郎

 

 

 

3月8日は国際女性デーです

International Women's Day

 

1904年3月8日に

ニューヨークで婦人参政権運動としてデモを

行ったのが始まりで

女性の政治的自由と平等のための日

と言われるようになったということ

 

また

国連では 1975年 国際婦人年において

3月8日は国際女性デーとして制定

 

イタリアでは「ミモザの日」

おかあさんや奥さん 他女性たちに

感謝の意味を込めて「ミモザ」を送る日としても有名ですね

 

毎年

国際女性デーの前後は

女性の生き方を考えるセミナーやイベント 集会が

世界的に開催されますが昨年は

新型コロナウイルス感染症拡大予防のために

ほぼ中止

 

今年は イベントセミナーのあり方も変わってきているようですが

集まらなくてもできることは個々にあると思います

 

わたしは女性の生き方を考える本を手に取りました

 

女性活躍推進法 という法律がありますが

仕事における女性活躍の推進を

雇用主である企業に義務付けた法律で2016年4月に施行されています

 

が その実態はどうなのか?

 

本書は

女工哀史くらいからの労働を紐解き

現在の日本がメンバーシップ型労働を採用していることを指摘しています

 

メンバーシップ型とは

日本特有の年功序列や終身雇用を前提にしているので

全人格を企業に捧げることを要求される意味では

女性は働きにくい

 

わたしの場合 最初の職は

「結婚退職」が当たり前の時代でしたが

当然 結婚退職をしてみましたが

本音はそのまま働きたかったというのがありました

男性は妻子を養うための「生活給」であることも

 

所謂「誰に食わせてもらっているんだ」発言にもつながることも理解

つまり 女性軽視にもつながる働き方があるということ

 

その反面 ジョブ型

職務の内容に基づいて必要な経験・スキルを持つ人材を雇用する制度である

 

製糸場の女工さんから戦争時の勤労動員

職業婦人と総合職について

働く女性の歴史を垣間見ると共に

男性中心に成功してきた日本型雇用の問題点を教えてくれます

 

確かに

わたし自身は 男性が多数の議会に属しておりますが

議員と家庭の両立は

時間が足りないと感じている次第です

女性議員が増えない理由も様々あれど

ワークライフバランス 男女共に考えていく必要はある

 

 

女性の労働史

過去から そして これから

と言いましても

女性活躍にはまだ遠い気がしますが昔と

世代と比べるとかなり融通が効く時代にはなっておりますが

時代の流れと共に

課題を解決するには

声を上げること アクションを起こすことだと思っております

 

国際女性デー

ご自身の生き方 働き方を考える日です

 

ちなみに

国際男性デーもあります

こちらは 11月19日

 

おひなさまも こどもの日もどちらもある

イベントも男女平等

考えていきましょう