昨年 2020年秋より
七尾線 津幡~七尾駅間に新しく521系車両が導入されております
↑JR西日本さんのHPより
こちらには 新車両導入について
車内の自動温度調節による空調の最適化に加え、
窓についても隙間風対策を行っています。
また、車椅子スペースの確保や多機能トイレの導入
各出入口に表示器を設置するなど、車内快適性の向上を図りました
とご親切に説明が書かれております
障害者の方への配慮として
車いすスペースの確保
多機能トイレの導入はありがたいのですが
2030年までに 七尾線 また北陸本線の11駅を無人化するという
発表がありました
七尾線では 本津幡 高松 能登部 良川の4駅と聞いておりますが
高松駅は かほく市の3つの駅の一つで
かほく市北部の玄関口です
高松駅には
みどりの窓口もありましたので
これから かほく市内で定期券が購入できるのは
宇野気駅のみとなってしまいます
昨年末 そして 今年に入ってから
市民の方からご意見を伺うのは
七尾線沿線の無人駅化に伴う
車いすなどで移動される方への電車の乗降について
今までは
車いすや足が不自由な方が乗降される場合
駅員さんがいらっしゃる 宇野気駅か高松駅に
事前に電話かメールをし 乗車または下車される電車時間を連絡し
その際 駅員さんが乗降のサポートをされていたと聞いておりますが
これから 高松駅が無人駅になるということは
宇野気駅でしが乗降ができなくなるというお話
そして 駅員さんは勤務時間は
7時30分から17時30分まで
その前後は無人駅ですので
7時30分前 または 17時30分以後の乗降はできないということです
市内の車いす利用の方に
帰る時間が遅くなる場合どうするのか?
とお聞きすると
金沢方面ですと 駅員さんがいる「津幡駅」で降りるしかない
という話です
そこから タクシーなのか ご家族のお迎えかで帰路につくわけです
これは 七尾線に限ったお話ではなく
オールジャパンの課題になります
調べますと
駅員がいない「無人駅」は全国の駅の約5割
そして これからますます増加しますが
その無人駅化は
介助が必要な人たちには問題です
社会の障壁を取り除く合理的配慮である
「障害者差別解消法」という法律があります
新車両に 車いすスペースを設けていただいたことは
ありがたいことですが
そこに「乗れない」現実を観なくてはいけない
とある 市内の車いすの方は
お仕事(福祉事業所)に行かれるのに
七尾線を利用されていますが
これからは 最寄りの駅で乗車できなくなることを懸念しています
障害者にとって
外に出ること 社会参画することは必要なことですが
喜んで事業所で働いておられますが
自宅近くの駅での乗車ができなくなる場合
タクシーを使って 乗車できる駅まで行けばいいのか
それとも 事業所を自宅近くに変えればいいのか
でお悩みです
昨年からこの課題は
本市の担当課とも話を続けておりますが
駅のバリアフリー化には 相当なお金がかかります
そして
社会の様々な場面でコスト削減のため
人によるサービスが減らされている現状
「自助」では
片づけられない課題もあります
公助では時間がかかる
では
共助なのか
ボランティアさん または 介助者をどうするのか
智恵を絞りながら
あらゆる方面の方からご意見を聞きながら
どなたでも利用しやすい七尾線について考えております