1月2日

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編

 

 

 

今更ながら 観てきました

息子たちも 姪も 昨年中観てきたという

 

買い物に行けば すれ違うお子さんが

市松模様のマスク着用

小さな女の子は 竹をくわえた 禰豆子コスプレを

よく見かけます

 

ニュースでは 毎日のように 興行収入ついて

取り上げられている

 

この 空前のブームは なんなのだ?

と気になるところでして

(漫画もアニメも見たことがない人間です)

 

これだけブームになるということは

何か今の社会情勢に重なるものがあるのではないかと

そして

鬼滅の刃人気の謎を知りたい

映画を観に行きたいな…と思いつつ

昨年は時間が取れず

ようやく・・・お正月休みの1日 観てきました

 

所謂

「鬼退治」のお話

 

わたしが 鬼という存在を知ったのは

過去の記憶をたどれば まずは

 

「おにごっこ」

という遊びからだったと思う

 

誰かが 鬼になって 追いかける

鬼以外は 逃げ回る

捕まると自分が鬼になってしまう恐怖とスリルがありました

 

そして

節分 鬼は外

豆まきで 鬼を追い払う

 

わたしたちは 鬼対して 恐れと恐怖心を感じる

すなわち 鬼は 「滅ぼされるべき存在」であることが

過去の日本の文化をたどれはわかると思います

 

鬼滅の刃の鬼退治ストーリーが

こんなに愛されるのはなぜなんだろう

 

それは 鬼ごっこや 節分の豆まきのような

遊びや風習というレベルではなく

もっと深い本質を見せてくれるからかもしれません

 

映画を観た感想ですが

一言でいいますと

 

かつて ヒットした

篠原涼子さんの「恋しさと せつなさと 心強さと」

を彷彿させました

 

昨年はコロナの影響で

わたしたちは あらゆる闇を見たと思います

コロナから 感染の恐怖 と 容赦ない不景気

誹謗中傷・・・

 

恐れを感じずにはいられませんでしたが

その中でも

正面から向き合う力

 

失うものがあったとしても失望しない

 

諸行無常と言いますが

生きとし生けるものは 時にせつないくらい

失うことがあります

 

失なったこと 失うことへの執着を手放し

自分たちに何ができるかを優先して立ち向かう

主人公たちの姿は

ポストコロナの時代に生きるわたしたちに

響くものがあったのかもしれません

 

けして

明るく 元気になれる内容ではありませんが

最後に

「あきらめずに できることは やろう」

と勇気と背中を押してくれる気がしました

 

心に静かな 青い炎を灯してくれたようです

 

夜は明ける。想いは不滅。

@鬼滅の刃