大人の方で

発達障害と診断された方からの

ご相談は 実は多いです

 

発達障害と言いましても

特徴は幅広く 個々に特性が違います

 

政府広報オンラインで このように説明しています

 

発達障害は、脳機能の発達が関係する障害です。

発達障害がある人は、コミュニケーションや対人関係をつくるのが苦手です。

また、その行動や態度は「自分勝手」とか「変わった人」「困った人」と誤解され、

敬遠されることも少なくありません。

それが、親のしつけや教育の問題ではなく、

脳機能の障害によるものだと理解すれば

周囲の人の接し方も変わってくるのではないでしょうか。

 

 

↑詳しくはこちら

 

障害ではありますが ハードルという理解もあると私は思うのですが

越えにくい壁 または ハードル

 

わたしは 子供のころ 逆上がりが苦手だったんですよね

横で上手にくるんくるん逆上がりしていた友達が

うらやましくも思いながら

「なんで自分はこんなに頑張っているのにできないんだ」

と自己否定しつつ すべてにおいて自信をなくしておりましたが

 

ここで「比べる」

ということをするから落ち込むワケです

 

逆上がりができるのが当然

みんなと同じことができないとダメ

という思い込みがそうさせるワケでして

 

今では 誰しもが得意・不得意があります

それを理解していないと自己否定に陥ることはしばしば

どなたでもあるのではないでしょうか

 

発達障害の障害というハードルは

ちょっとしたサポートという理解があれば

社会でも適応できるはずなんですね

 

それは

わたしが逆上がりできなくて落ち込んでいたとき

先生に

「逆上がりできないので できるコツ教えてください」

と所望したとき

先生に腰をもって少し補助してくれた時 

できたんですよね

その時の感動・・・それからコツを覚え 調子に乗って

逆上がりがくるくるできるようになった記憶があります

 

それと同じ

できるコツというのが 多かれ少なかれ必要なのが

発達障害の方への支援だと思っています

 

ということは・・・

「できません」「苦手」「不得意」であることを

相手に知らせる必要があるワケです

 

今日は

20代 発達障害(アスペルガー症候群 ADHD)の方に

お話がある(意見が聞きたい)とのことで

久しぶりにお会いしてきました

※相談のブログシェアはご本人の許可を得ております

 

10代で 発達障害の診断を受け

二次障害も経験し お辛い時期もありましたが

その中で 好きなデザインの仕事をコツコツとされながら

B型事業所に通われていましたが

 

この度

「就職決まりました(一般就労)」という

喜びの報告をいただきました

 

好きなデザインの仕事を継続

それを買われ 大手企業さんに就職できたという

しかも こんなご時世ですので

「在宅勤務」(リモート)での仕事

 

こんないいことないね・・・と話しておりましたが

本人が気になるのは

 

「わたし いろんな特性あるじゃないですか・・・

できることと できないこと

言えること 言えないこと

会社の人にどう説明したらいいのか・・・」

 

と言いましても 面接の際に

ご自身の診断名は説明してあるとのこと

 

では シンプルに

「自分取説を会社に提示すること」

と お話させていただきました

 

2016年に障害者差別解消法が制定されたことにより

企業は申し出があった人に対し

仕事がしやすくなるような合理的配慮を一緒に

考える必要性があります

 

黙っていたらわかりませんので

まずは 自ら 特性を説明することは

会社側に対しても親切なことですよね

 

これ苦手なんです

でも「これは得意です」

と言えるかどうか

 

発達障害の方は 何かに特化・突き抜けた才能があると言われています

それを強みにすると社会で本当に役に立たれると思う

 

がしかし

障害者差別解消法という法律を作り

合理的配慮が必要な社会づくりは

まず 当事者からの声は必要です

 

来年 1月より 一般就労される

それこそ 多様性を認める社会づくりの当事者として

わたしは応援したいと思います