映画 こんな夜更けにバナナかよ~愛しき実話~

 

12月4日 金曜ロードショーで視聴

 

 

2018年12月公開の映画ですが

わたしは 劇場公開でも観ましたので

2回目の視聴

※三浦春馬さんが出ておりまして なんか複雑な心境で観ておりました

 

筋ジストロフィーを患いながらも

夢や あらゆる欲に対して素直に生きた

実在の人物 鹿野靖明さんの

人生をと彼を支えたボランティアさんの人間ドラマ(実話)

 

24時間365日 誰かの介助がないと

生きていけない体であるが

医師の反対を押し切って病院を出て

大勢のボランティアさんに囲まれ

自立生活を送る

 

家族の介助ではなく

お世話をするのは ボランティアさんたち

 

自分の欲に忠実で

ボランティアさんを顎で使う姿は

まるで ハーレムの王様

図々しいほどに自分に素直な鹿野さんの姿は

わたし達に何を伝えようとしているのか

改めて考えさせられる内容

 

介助なくしては生きていけない障害を持つ鹿野さんのセリフは

今回も突き刺さるものがあります

 

「出来ないことを 【出来ない】という勇気」

ボランティアさんの介助がなければ

寝返りもできない体

自分のことを自分でできない

それでも自由である権利はあると

鹿野さんは主張します

 

なかなか

自分が「できない」ということを認められない時があります

(それは健常者も同じ)

 

できないのに無理をすることは

後で自分が厳しい状況になりますね

 

しかし サポートを受けるとき

「できない」と主張しないと 受けることができないこともあります

 

コミニケーションってとても大事なことです

 

ボランティア 福祉制度

障害者支援についての本質が

垣間見れる映画でした

 

平成18年4月に

障害者自立支援法

という法律が施行されています

 

どなたでも住み慣れた地域での

生活を実現するために

障害がある方に対して総合的な支援を行うことです

それを学ぶ上で理解しやすい映画

 

たまに 車いすの方をお会いするとき

段さのサポートなどさせていただく機会がありますが

 

「すいません」

と言われることがありますが

 

小さなサポートですが

こんな私でも役に立つんだ

と感じることができます

 

全国的にも サポートをするヘルパーさんやボランティアさん不足で

自立に踏み込めない障害者の方も多いと聞いております

実際に自立についてご相談を承っている次第です

社会問題として意識して考える必要があると思う