〈女帝〉の日本史

原 武史

 

 
涼しくなった 秋の夜長
おいおいページを開いている一冊です
 
歴史ものは好きですね~
タイムラインと言いますが
過去の歴史があって 今がある
なんらかの繋がりは時間という線で
今現在 絶対的にリンクされているからです

 

うちの長男なんかは 学生時代

歴史が苦手でして

わたしに テストの点数が採れないのはなぜかと

追求されると

「俺は 過去を振り返らない男だから」

という冗談を言って 笑わせてくれましたが

振り返らなくてもいいですが

そういう現実が過去にあったということを知識として

知ることは必要だと考えます

 

それが「すべて」ではないかもしれませんが

過去の出来事が「原因」かもしれない

仮説をたてると 今後どう修正していくのか

考えることができるからです

 

さて

今日は 菅新内閣が発足されました

女性閣僚が何人 入られるのか

実は 楽しみにしておりましたが

結果

20の官僚ポストのうち

上川さん(法務)と橋本さん(五輪)の

お二人にとどまった・・・

 

閣僚で女性が占める割合は10%か・・・

(期待していた割には少なかった)

 

そもそも 女性議員が少ない日本ですが

世界的に見ても 女性議員も女性閣僚も少ない

そして いまだに 女性首相が誕生もしたことがない

 

今読んでいる

 

〈女帝〉の日本史

にもふれてありましたが

日本において女性の政治家が少ないことの理由として

「女性は家庭を守るもの」というジェンダー役割をあげられますが

過去をさかのぼると

女性天皇は存在していたし

北条政子を例に夫に代わり裏で政に加わる人も存在していたわけで

 

面白いことに

その「転機」が 徳川家康だと 本書に記してある

豊臣政権の継続を目論みんだ 秀吉の側室淀殿との対立

家康は淀殿の振る舞いをみて

女性が権力を握ることを恐れることに

それから正室を迎えることなく

身分の低い女性を注意深く選んで側室にしたという・・・

 

これは 仮説ですが・・・

興味深く拝読させていただいた

 

「家庭を守るもの」

という女性の役割

 

確かにそれもあるかもしれませんが

 

家庭を守る理解において

女性議員を増やすことも実は「家庭を守ること」であります

生活と政治は直結しているからこそ

家庭を生活を守る当事者である女性の声も必要だと考えます

 

生活を良くする役割は男性だけだろうか?

 

権力を持つ 実権を女性が握るとよくないという考え

わたしも 議員になりたての頃

「雌鶏うたうと 家滅ぶ」なんて言われましたが

 

古い思考を手放す必要も

過去の歴史を振り返り思うこともある

 

世界で活躍する女性リーダーをよく目にします

日本も女性リーダーが増えることを望むばかりです