石川県西田幾多郎記念哲学館

(かほく市内日角)

 

 

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台湾民主化の父 李登輝氏が亡くなったニュース

今年 2020年という変革の年に

李登輝氏が亡くなるというのは

1つの時代の終わりの象徴ではないかと

感じるのは わたしだけだろうか

 

わたしの祖母は

台湾と縁深い 八田技師と同じ村に生まれました

祖母からよく 八田技師について話を聞いた経験があります

 

八田技師が設計した台湾 鳥山頭ダム

その功績は台湾でも知られていて

李登輝氏は 最も日本人で影響を与えた人が

八田技師と西田幾多郎先生だという

 

祖母と同じルーツを持つ八田技師と

今わたしが住んでいるかほく市は西田幾多郎先生の生誕地

これも何かご縁だなとしみじみ感じることもある

 

2004年12月に

実は李登輝氏がかほく市を訪ねています

 

2004年というと かほく市が誕生した年(2004年3月1日にかほく市3町合併で発足)

 

京都帝国大学(現在の京都大学)で

李登輝氏が学んだこととが縁で西田哲学と出会う

 

台湾の静かなる革命を起こした李登輝氏が

西田哲学を政治思想にしていたことはよく知られている

 

「哲学の動機は「驚き」ではなくして

深い人生の悲哀でなければならない。」

@西田幾多郎

 

簡単に言えば

人生においての「悲しみ」の経験から哲学が生まれる

とも申しましょうか

 

なるべく 悲しみたくない 苦しみたくないと思いがちですが

所謂「苦労」だったり「ピンチ」だったり

 

ピンチはチャンス というのは哲学的だと感じております

 

結果は結果と踏まえて

物事を修正していく力は 「考える力」=哲学にある

とわたし自身考えております

 

台湾民主化まで 外側からの力を変えず

内側からの権力構造を変えて勝ち取るあり方は

まさに 外ではなく 内から変えていくというのは

西田哲学の神髄だと思います

 

政治家として尊敬すべき存在の方です

祖母の八田技師の話と

今住む 西田幾多郎の生誕地であるかほく市

 

李登輝氏が残した功績と政治思想

時代は変わっていきますが

内側から変えていく学びは もしかすると

この時代は必要なのかもしれません