上級国民/下級国民
橘 玲
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昨年 2019年の
2019ユーキャン新語・流行語大賞
のノミネート憶えていますか?(30語選ばれています)
半年前のことなのですがなんだか思い出しにくいのですが
調べてみると
タピる
命を守る行動を
計画運休
#Ku Too
翔んで埼玉
パプリカ
免許返納
闇営業
ホワイト国
令和・・・などなど
言われてみれば
「あ~ありましたね」
と思い出すとともに その新語・流行語の背景にある
その年に起こった事件や災害 明るいニュースも様々な
出来事を思い出させてくれます
そんな 2019年新語・流行語大賞のノミネートに
「上級国民」
というのがありました
上級国民という言葉が出てきた事件を思い出されると思いますが
その時に 手に取ってみた一冊です
思い出したように書庫から出して
改めて本の扉を開いてみました
現代社会における
「格差」について明確に分析した内容でした
その格差を 上級/下級とジャッジするのは
わたし自身あまり好きではありませんが
そのこれまでの歴史(過去をひも解いていくとわかりやすい)
格差は今に始まったことではないこと
平成に起きたことが
タイムラインにつながれて令和で起こっていること
うやむやになっていることはたくさんありまして
「どうしてこうなるんだろう」
と このコロナ禍の中であらためて社会を見ている若い方々も多いと見ております
今まで無意識だったことが
意識してみる
社会はどうなっているんだろう
その背景とはどのようになっているんだろう
「上級国民」
というのは
わたし的には過剰な「特別扱い」してもらえる人
(また 過剰な特別扱いする「理由」もちゃんとあるわけでそこを着目してみなければならない)
本来の公平とは?
あらゆる意味でも
公平な道のりの見通しが見えないと感じさせることも
この数日でありましたね
なんだかおかしいな?
上級 下級という言葉がなくなる必要があるのではないだろうか
言葉は時代背景を表す言葉
これをわたしたちは どうとらえる
起きていることを注視しひとりひとりが
考える時が来ていると思う