麹町中学校の

型破り校長

非常識な教え

工藤勇一

 

 

新型コロナウイルス感染症拡大

そして

緊急事態宣言

 

全国では 4月からの新学期を見直し

休業(休校)

をされる学校も多いと思います

 

※かほく市の小中学校も

4月10日~5月6日まで休業となります

 

うちの次男も現在高校生ですが

金沢市の私立高校も明日から休業と聞いております

 

さて

この現状において

学力格差 学力低下

ストレスや不安を抱える子供が

増えるのではないかと心配される声もある中

 

同じく 休校を余儀なくされる

保護者の一人として

授業がない中 子供をどのように過ごさせるか

考えております

 

昨年は ご縁がありまして

宿題 定期テスト廃止

固定担任制廃止など

学校改革をされた 

東京 麹町中学校校長 

工藤 勇一さんにお会いできる機会がありました

※現在は 横浜創英中学・高校の校長

 

文部科学省が

宿題 定期テスト 固定担任制度を

やらなければならないという

ルールはない

 

校長先生曰く それは

「習慣になっているだけ」

 

「当たり前」だと思い込んでいたことは

実は 「当たり前」ではないこと

というお話をお聞きしまして

 

目から鱗だった経験をさせていただきました

 

工藤校長の書籍は何冊か手に取ってきましたが

 

あらためて

子育て論として

また

生きる力を育む論点から

 

非常識な教え

を手に取ってみました

 

非常事態な時だから

非常識である考えも

1つの生きる知恵でもあると思う

 

例えば

「協調性」

というのは 学校という組織の中では

学びべきものであると思っています

 

助け合い 譲り合い

という仲間意識を高めるには協調性というのは

実に美しく受け取れますが・・・

 

それが

裏を返せば 同調圧力であったならば

子供は 協調性を押し付けると

ストレスになる

 

これだけ 多様性の時代と言われ

個性を生かした教育を

と言われていても

 

合わせなければならない

組織であると実に辛い

 

協調性とは あくまでも

目標を達成するための一つの手段であって

「目的」ではありません

@本書より

 

非常事態宣言が下された今

日本国民が目的を達成するための協調性は

必要であると思う

皆さんが同じ方向に向いて目標を達成することは

今は必要だと思います  

 

 

しかし 社会や学校という組織において

目標達成のためではなく

周りに波風を立てないことを優先すること

ばかりをやっているとしんどいのではないか

というお話

(学力テストや?な校則)

 

そう思うと

休校中の子供たちをどうするか

 

ある程度の規則正しい生活習慣を

持ってもらうことは理想ですが

こんな時だからこそ

本人の創造力を働かせてほしいと思う

 

自分で「何を行うべきか」を考えてもらう

 

宿題や勉強もですが

自分自信が好きなこと 得意なことが

社会で将来役に立てるかどうかお試しができる

チャンスではないかとも思う

 

つい ガミガミ言いたくなりますが・・・(あれしろこれしろと)

 

子供は子供なりに

この事態の深刻さを理解していると思う

 

あなたなら どう過ごす?

制限のある中で 考える力を育ませる

 

長男は 好きに料理を楽しんでいる

次男は 急に自部屋の掃除や自分の洗濯をし始めた

 

言わなくても勝手に

「家庭科」の自習をしております・・・

その中でおそらく 個人としての生き方を考えるチャンス

なのかもしれません

 

みなさんが非常事態

 

親も心配だからこそ

イライラする

家庭内のDVや虐待が心配される中ですが

 

こんな時だからこそ

非常識というか発想の転換は必要なのかもしれません