地域批評シリーズ45

これでいいのか石川県

 

 

 

各県のイメージ レッテル

を各種統計データと

実地取材で検証し

町並み 住民 地域の問題を取材し

本当の姿を明らかにしていく

 

地域批評シリーズ

がにわかに人気ですね

 

灯台元暗し

というように

実際に住んでいる人は

わからないことだらけでございまして

 

こうして 外側から見た石川県を

分析して紹介していただくと

実に面白いなと思う

 

内側から見るのと

外側から見るのとでは随分違う

 

所謂 客観視してみることも

わたしたちには必要なことではないかなとも思う

 

石川県の全体像にメスを入れた批評ですが

(政治 歴史 文化 県民性など)

 

コラムに

「かほく市」

が取り上げられていました

 

タイトルは

「定住促進策で若者が増えた田舎のかほく」

 

田舎

都会から離れた地方

田畑が多く のどかな所

人家が少なく静かでへんぴな所

生まれ故郷

@国語辞典より

 

改めて 「田舎のかほく」

とタイトルをつけられてしまいまして

田舎の意味を調べてみました

 

では 田舎のかほくに

なぜ 若者が増えたのか

 

おかげさまで 本市は 4年連続人口微増

 

本書には よく調べたな…と思うくらい

本市の定住促進策についてこと細かく書かれていました

 

特に

〇若者マイホーム取得奨励金

〇新婚さん住まい応援事業補助金

についての効果については分析されておりまして

 

石川県でも住みよさランキングで

高い評価を得ている野々市市との差というのは

 

「田舎」であるという

 

所謂

かほく市には 手つかずの

山や海があることが大きな強みであるという

ことが書かれている

 

住居水準充実度というのは

持ち家数のことを言いますが

 

田舎であるということは

まだまだ住めるところはありまーす

という理解だと思う

 

石川県の中心 金沢市から

北へ25キロに位置する本市は

通勤通学圏でもあり

 

イオンモールかほくなど

大型商業施設もある

 

かほく市出身の

ヤクルトスワローズの奥川投手が

ドラフト会議後のインタビューに

「自分が住んでいるところは田舎なんで」

と仰っしゃったことが

話題になった かほく市ですが

 

田舎でも選ばれている要因

 

こうして客観的に記されますと

住んでいる人間としては

田舎と書かれても悪い気はしない

 

田舎が強み(笑)

 

本書には 県内の各自治体の

現在の様子や

問題課題など分析してありまして

 

他人事ではなく読んでみると実に面白かったです

 

これでいいのか 石川県

これでいいのか かほく市

としても受け取らせていただきまして

 

この 定住促進策が成功と評価されたとしても

成功の裏側には それを支える

汗をかいている人がいることを

忘れてはいけない

 

それを持続可能にするためには

どのようにするのか

考えていかなければならない

 

肝に銘ずる1冊でした