女性のいない民主主義

前田健太郎

 

 

 

 

とある

女性だけの会議で

こんな意見をお聞きしました

 

「組織において 女性の役割は?」

という質問に

 

とある ご婦人が

 

「わたしたちの役割は何?という前に

男女平等であってほしい」

 

スカッ としましたね

 

政治の世界でも 女性議員の少なさが問われておりますが

政治というステージだけではない

 

あらゆる組織において

男女平等と言えど

まだまだ 男性が作り上げている組織が

ほとんどだと思われる

 

ですが

男女共同参画や

女性活躍推進と言われ

 

組織に女性を登用する機会も多くなっていますが

組織では 女性の数が少ない

 

わたしたちは

「女性の目線で」

「女性の視点で」

意見を・・・と求められるが

 

実際は

 

「そんなことをしても」

と言われたり

意見が通らず 

数の多い男性目線での結論で終わることがある

 

その度に

「わたしの役割ってなに?」

「わたしってなんだったの?」

と思うことが多いのではないだろうか

 

わたし自身も同じ経験をしています

 

それは

女性がいるようで 実はいないのと同じ

 

「わたしたちの役割は何という前に

男女平等であってほしい」

という ご婦人の意見は

 

男女共同参画

という意味ではなく

 

わたしたちは こうして参画・参加しているのだから

わたしたちの意見も聞き流したり

一般論でかたずけるのではなく

聞く耳を持ってほしい

 

という意味だと思う

 

数の力は 大きい

だから 諦めてしまったり

控えめで謙虚でいないといけないと思ってきた

 

雌鶏歌えば家滅ぶ

というような 呪いのようなことも

言われることもありましたが

 

そうでも言わないと

女性を黙らせることができなかったのか

と残念にも思う

 

女性の本音は

女性が多い場で出ることが多いと思う

 

 

女性を登用することが義務つけられたから・・・

わたしたち(女性)が組織に入れる必要があった

という理由であるならば残念です

 

ですが

せっかくの機会を与えてくださっているならば

形上の女性登用ではなく

女性の役割について

わたしたちに聞くのではなく

女性を登用したいという方に

役割についてお考えいただきたいなと思う

 

それが 女性を受け入れる

まず最初にすることではないだろうかと思う

 

とは言え

それでも

わたしたちも

 声をあげる必要がある