1月22日

 

来月 引退される

石川県で唯一 1頭の介助犬

タフィー嬢(♀10歳)の引退式


↑引退式のレポートはこちら

 

ユーザーの平野さんが

最後の挨拶で

出席された方へのお土産の意味を

涙ながらに語ってくださいました

 

 

平野さんは 2009年に仕事中に事故で

脊髄を損傷

それから車いすの生活の中で

一人では外出できない状態でした

その中で介助犬タフィーのサポートにより

外に出る勇気と

なんてもやってみようかな という前向きな気持ちを

持てるようになったと言われていますが

 

そんな中 ほじょ犬(盲導犬 聴導犬 介助犬)の

社会での理解を深める講演会などの活動のほか

 

今後の課題は

「障害者の防災」

というお話をいただきました

 

ですので お土産は

 

 

防災対策ボトル(5点セット)

 

 

中を開けてみると

給水用のボトルの中に

 

 

懐中電灯

ホイッスル

カラビナ

アルミブランケット

がコンパクトに収納されていました

 

平野さんが今後 課題としている

「障害者の防災」

について 意識を高めていただくために

わたしたちに啓発をしてくださったと受け止めております

 

かほく市では

避難行動要支援者名簿を制作しています

 

災害が発生した時など

区 または 町会の自主防災組織に

避難行動要支援者名簿をお渡しして

避難にサポートが必要な方がサポートされるための名簿です

※介護認定を受けている方

身体障害者の方

療育手帳をお持ちの方

70歳以上高齢者だけのご家庭の方

他 災害時自力で避難できない方など

 

各自治体では 同じ名簿制作がされていると思いますが

実際の防災における防災訓練や

いざというときの避難について

平野さん自身が どこにどのように避難するかは

大きな課題があったと言われています

 

タフィー嬢のような介助犬と同行避難ができる体制か?

(平野さんは 金沢市在住です)

 

台風19号のように洪水や浸水被害の場合

2階にどうして避難できるのか

 

様々な課題がありますが

 

そんな中 平野さんがお住まいの町会長さんが

町内防災訓練の日に

町民の皆さんの前で

「障害者の防災」について話をしてくださいという

打診があったそうで

皆さんの前で 自分のお考えや障害者が避難することについて

お話する機会をいただいたそうです

 

そこで 町民のみなさんの

自力で避難できない方の存在を知るということ

いざというとき どのように避難したらいいのか

考える機会を作られたそうです

 

防災訓練になかなか

障害をお持ちの方が参加することが少ない

 

今後 わたしたちが

考えていくこと

防災のバリアフリーについて

 

特に 

防災訓練に参加しやすい環境づくり

と 防災士としては

避難行動要支援者名簿を円滑に使用するための

訓練も必要になってくるのではないかと

今回 平野さんからいただいた

お土産をみながら感じたワケです

 

平野さんからいただいた

お土産は防災5点セットのほかに

「障害者の防災」について考えようという

メッセージが+して込められておりました

 

それぞれのみなさんが受け取られて

考えられていると思います