エッセイの書き方

読んでもらえる文章のコツ

岸本葉子

 

 

 

エッセイとは 日本語では随筆になりますが

語源は フランス語

essai = 試み

 

試みとは 確かめること

もっと言えば 

はっきりしないことを確かめるためにやってみること

でもある

 

ただし その文章に

単なる報告や結果だけを記すのは

エッセイではなく

そこに 書き手の「心」が入っていることだと思う

 

 

先日は

議会だよりを編集する

広報特別委員会にて

来年 2月に発行する議会だよりの

編集作業を委員のみなさんとさせていただいておりました

 

原稿は議員本人が書くのですが

その編集や誤字脱字の確認など

そして 読んでもらえるように

議会だよりに力を入れる 市町議会に視察に行って

更なる開かれた議会 または

読みやすい構成にするために

委員の皆さんと一緒に考えています

 

新たに

スマートフォンなどで一般質問などの動画が

見れるように

QRコードの添付や

注釈を増やす 写真の掲載を豊富に

文字数を減らす

 

そして 言葉尻の統一性など(簡潔にするため)

させていただき

スッキリはしてきましたが

 

はたして 読みやすくなったかは

市民のみなさんのご評価にあります

自己満足は 単なる自分だけの喜びでして

独りよがりになります

 

ただ わたし的に感じることですが

議会だよりは エッセイではないですが

読んでいただくには

 

エッセイのような「趣」というエッセンスは

必要になってくると思う

 

趣とは

風情のことを言います

 

エッセイの書き方

という本を手に取ってみましたが

ひじょうに 興味深い

 

「自分の書きたいこと」があるから

文章表現を始める

「自分の書きたいこと」をただ書き連ねるだけでは

誰にも見向きされない

書くことが自体が目的ならそれでもかまわないが

「誰かに何かを伝えたい」という思いがあるのなら

「他者が読みたくなるように」書く必要がある

@本文より

 

つまり

自分の書きたいことがある という心情と

誰かに何かを伝えたい という心情が

往復するような趣が必要であるという理解

 

それは SNSやブログでも同じことが言えるのではないでしょうか

 

わたしは現在

息子の在校する高校のPTA会長を拝命しておりますが

すでに 来年の卒業式にむけた

会報誌の卒業の祝辞原稿と

卒業式の祝辞を

お正月中の宿題として抱えておりますが

 

これも同じ

そこに 「趣」というエッセンスがあるかないかで

大きく違うと思う

 

それらも踏まえ

議会だよりの編集

わたしの年末年始の宿題も

盛り込めるようにしていくと

強く感じています