わたしは あかねこ

サトシン 作

西村 敏雄 絵

 

 

わたしはあかねこ わたしはあかねこ
1,430円
Amazon

 

昨日参加した

「地域で活動する女性リーダー研修」

で 講師の萩原なつ子教授からの

おすすめ絵本

 

 

さっそく 手に取って読んでみました

 

↑地域で活動する女性リーダー研修の様子はこちら

 

「自分らしさ」

ってなんだろうをテーマに

個性や多様性を考える絵本です

 

お話は 白毛と黒毛の両親のもとに

うまれた猫ちゃんの中に

兄弟たちとも毛の色が全く違う

赤い毛色で生まれた「あかねこちゃん」のお話です

 

兄弟は

「色が違って かわいそう」と思ったり

両親は毛色を白や黒にするために

ミルクをいっぱい飲ませたり

黒い魚を食べさせようとします

 

「わたしは わたしが大好きなのに」

 

わたしでいてはだめなのか?

 

あかねこちゃんは家を飛び出します

 

ありのままの自分を認めてもらえない悲しさ

家族と離れた寂しさを抱えながら

街をさまようと

「あおねこ」に出会うワケですね

 

そこからが 自分の「居場所」作りの始まりとなります

 

・・・・・・

 

女性リーダー研修で

萩原なつ子教授の講話の中で

 

人生は自分で選べる

(職業や趣味 好きな食べ物や好み)

 

ですが

生まれてくるとき「性別」は選べない

と言います

 

自分が「女性」の身体を持つことを選んで生まれてきたか?

と 聞かれると

確かに・・・

 

となるのです

 

もっと言えば

「そのまま」の自分も選ばずに与えられたものであること

 

与えられたもの = ギフト

 

どなたも 与えられたもの

プレゼントは大切にすると思う

 

人がもらったプレゼントに注文つけるだろうか

 

わたしもですね

身長が伸びず 小さいのですが

父親から

「背が高くなるように 牛乳をたくさん飲め」

「ジャンプしろ」

とか よく言われましたが

それは 心配して言われたんだと思いますが

 

「身長が低い」

ということは 当時のわたしは

実にコンプレックスになっていました

 

 

「良かれと思って」

という一言はあると思いますが

それが 相手に対しては

 

否定された

という気持ちになる場合もあるということです

 

わたしは今でも 面と向かって

 

「雌鶏歌えば国滅ぶ」

ということ言われる時があるのですが

 

残念でならない気持ちでいますが

そこに 惑わされないというのが

あかねこちゃんが言いたいこと

 

どんな自分だって

「大好き」でいること

 

自分をまずは大切にすることが

ダイバーシティ 多様性を認める社会づくりの一歩だと思う

 

小さいお子様から大人まで

読んでいただきたい絵本でした