最近 こんな経験をしました

 

昨年

不登校の女子(当時 中3)

とご縁がありまして

いろんなお話をさせていただきました

 

保護者の方を

交えず 二人っきりでお話をすると

素直にいろんなお話をしてくれます

 

世間話から

好きなことの話

 

少しづつ 信頼をしてもらって

ハートを開いてくれるようになると

心の奥底にあるものを私に見せてくれます

 

学校に行かなくなって

ひきこもってしまった理由は

一口には説明はできにくい

と思う

 

糸が絡まるように

ほどくことが難しいような気がしますが

 

わたしの感じた印象は

「挫折」 なのかもしれません

 

 

わたしも 若い頃

人生最大の挫折を経験した時がありました

 

失敗というより「挫折」の方が意味合いが近い気がします

 

ちなみに

失敗 と 挫折

は意味が違う認識でとらえています

 

わたしの中で 失敗は

「事実」「現実」において 終わったことです

例として 試験が不合格だったり

試合などが負けてしまったこと

所謂 ゲームオーバー という理解です

 

そして 挫折 とは

「それが 始まり」 

というフラッグが立った状態と理解しています

というか 失敗から学んだことを

活かしていく瞬間だと思っているんですね

 

挫折を味わった当時は

「もう 人生終わった・・・」と思ったもんでして

会う人会う人が 成功者で輝いていて

自分一人が置いてけぼりのような気がして

しかも だんだん 自分意外の他者が敵に見えてくる

なんてこともあったんですよ

 

そんな弱気な自分を見せるのが

親にも申し訳なくって

わたしなんか 社会に出ると

親の迷惑になるんじゃないかと思ったりして・・・

 

これが

わたしが経験した「ひきこもり」というか

世捨て人状態の経験

20代のころ 1年間

誰とも連絡も取らず 親にも会わず

とあるところにひきこもっていたことがあります

 

そんな時 ある方から

こんなこと言われたことがあります

 

「転んだ時は なんか拾え」

 

衝撃的でしたね

 

挫折したまま

つまり

転んだままのわたしは

そこで何もしようとしていなかったんですね

 

転んだ時 転がっているものがある

転ばないと気が付かないこともある

 

塚本さんは元気

塚本さんは強い

なんて 今では言われますが

 

実は 挫折して 奈落の底に一度

落ちたことがあるので

それ以上落ちることないだろうと思えるようになると

実は 強いワケです

 

だって あの経験以下の挫折はもうないと思っているからです

 

なので

挫折は強み

 

日常 細かいことはたくさんありますが

あの経験に比べたら大したことない

と思えるようになっています

 

不登校の女子ちゃんにも

そんな話を笑い話としてさせていただいた

 

最近 朝 彼女によく会う

元気よく 高校に通う姿

 

彼女は どうも 挫折していたらしい

 

よかったね 挫折して

 

そして 不登校やひきこもりのお子さんを持つ

親御さんの気持ちも痛いほど理解していますが

子どもの気持ちを少し代弁してみました

 

実は内心

「申し訳ない」

と思っているんですよ

 

そして わたしから言えること

どうにかしたいと思うから苦しかったりします

 

不登校・ひきこもりがダメ

ではなく

もしかすると

それが 本人にとって

何かに気づく大事な経験かもしれない

ということをお伝えしたい