昨日 19日 国会では

児童虐待防止対策強化として

児童福祉法と児童虐待防止法などの

改正案について議論することになりましたね

 

「しつけ」を理由に

子供への虐待を正当化する親への

対策とする意味がありそうです

 

また 児童相談所の体制強化として

一時保護をする介入する職員と

保護者側への対応する職員を分けること

また 専門性を高めるために

医師や保健師 弁護士配置の義務化などを

議論することになります

 

もちろん DVと児童虐待の対応窓口の一本化も

わたしとしては期待して見ております

 

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そんな中 ご縁がありまして

家庭の事情で 児童相談所から一時保護され

児童養護施設または里親さんの元で

育った経験をお持ちの方とお会いして

直接お話を伺うことができました

 

彼・彼女たちはすでに 成人間近で

高校を卒業して独立をしています

 

過去をお話してくださることは

わたしとしては大変ありがたいことです

 

経験したものでしか

わからないことがあるからです

 

当事者の気持ちにどうよりそうか

実態を知らずによりよく現状を変えることができるのか

 

いつもそう思います

 

児童虐待は暴力だけではなく

性的虐待 ネグレクト 心理的虐待

も含まれると定義されています

 

ニュースを見ると

虐待の理由は 「しつけ」だったという

親である加害者が証言していますが

 

こうした あらゆる虐待経験のある方に

お聞きすると

わたしの中で

 

「子供が耐え難い苦痛を感じている場合

それは 虐待である」

 

という理解が生まれました

 

虐待をする親の心理の裏側になにがあるのか

それは おそらく

彼らも 社会においてなんらかの苦痛を味わっていると思う

(子育て 社会でのストレス 貧困・・・など)

つまり 親の心の「闇」というのは

表に出ないで 家庭という密室で行われる

 

労働相談やあらゆる相談窓口があったとしても

羞恥心が邪魔をして吐き出すことができないのと思う

 

 

ですが だからといって

 

 間違っていけないのは

 

親権はあれど

「子供は親の所有物」ではないこと

 

思い通りにならないから

暴力などで支配してもよろしいのか?

ということですね

 

経験者のお話を聞く中

大人になっても

親から自立したとしても

心の中に 傷を抱えていると思う

 

ファミリーホーム 里親制度が

促進される中

この現状を現実的に見据えると

足りないものは 法律もさながら

児童相談所の件数 職員さんの数もですが

それだけでは 追いつかない

 

では どうするか

 

見守る 愛情を注ぐ大人たち

地域のみなさんのお力も必要だと考える

 

地域の子供は地域で育てる

なんて言われています

 

こうして 経験者さんのお話を聞いて

自分の幼い頃 経験したことと照らし合わせて

どこまで寄り添うことができるか

これも 政治家として必要なことだと思います