「そんなんじゃ

どこ行っても続かないよ」

「どこも雇ってくれないよ」

 

と言われたことありませんか?

 

仕事を辞めたいのに

そのように上司に言われて

辞めるのをためらった経験をされた方

いるのではないでしょうか

 

最近 わたしのところに寄せられる

労働相談には

会社を辞めたいけど

そう言われることで

自信喪失される方が多い

 

辞めたい理由は どこにあるのか

労働条件や人間関係など

何かしら 問題を抱えているからだと

思うのですが

 

問題を抱えている労働者に対して

 

「そんなんじゃ

どこ行っても続かないよ」

「どこも雇ってくれないよ」

 

と言い 引き留めるのは

叱咤激励なのだろうか

 

 

モラル・ハラスメントの心理構造

見せかけの愛で相手を苦しめる人

加藤諦三

 

 

 

加藤諦三先生の本にも

書いてありますが

 

「どこも続かない」

「雇ってもらえない」

 

というのは

相手に対して

「無能感」を植え付けるようなものでして

 

他所に行くことに対して恐れを与えて

依存させるという

引き留め方だったりします

 

「あなたのために言っている」風

に聞こえますが

 

相手のためを思うなら

無能感を与えるよりも

上からの視点での話ではなく

 

対等な話ができないものか

 

わたしにしたら

「自分のために」言っているように聞こえます

(やめてほしくない・・・)

 

人間関係 労働条件 働き方

様々な問題がありますが

 

人が環境をつくり 環境が人をつくる

と言います

 

辞めたい理由は わかりやすく言うとすべて

「環境」 

でありまして

 

労働者自身の問題ではない

 

雇用する側にも

足を止めていただいて

職場の現状がどうなのか

見直し整理する必要がある

 

離職率が上がる原因はどこにあるのか

 

「どこも雇ってくれないよ」

「あなたのために言っている」

 

という言葉の意味をよく見極めなければいけない