先日

かほく市身体障害者福祉協会

みなさまにお誘いいたさきまして

 

能登町柳田(旧 柳田村)の

聴覚障害者就労施設に見学に行ってきました

 

能登就労支援事業所

やなぎだハウス

 

平成29年8月に開所した施設で

石川県初の聴覚障害に特化した就労施設です

 

実際に伺いまして

ユニークだな!と感じたのが

 

 

コチラが 施設の建物ですが・・・

何かお気づきになりませんか?

 

以前は 消防署だった建物です

 

旧 柳田消防署の建物が空き家になっておりましたので

町から借りる形で事業所を運営されています

 

 

 

 

 

こちらでは 奥能登在住の

聴覚障害者の皆さんが通い

 

生き生きと仕事をされている様子を拝見しました

切手貼りやゴムバンドの袋詰め

ネギの苗を育てたり

布スリッパをお作りになられたりされていました

 

事業所の所長さんにお話を伺いますと

この事業所の立ち上げのきっかけは

 

平成19年3月25日

能登半島沖地震で 能登半島は

マグニチュード6.9の地震に見舞われました

その時 わかったことが

多くの聴覚障害者の方が家に引きこもっていたこと

存在を表に出す機会が少なかったこと

 

防災という意味においても

とても悲しい事実でございまして

それから 聴覚障害者の方の居場所づくりを

始めた経緯があるそうです

 

わたし自身 かほく市議会において

6月議会で 手話言語条例について質問させていただく上で

市内の聴覚障害者の方々と接しお話を伺う際に

「手話」は大切だと感じたことから

少しではありますが 手話を勉強する中で

今では 3歳児ぐらいのコミニケーションは取れるでしょうか

 

こうして 一緒に現場を見に行きませんか?

とお誘いをいただけるほど信頼いただけるようになりました

 

もし 周りとコミニケーションが取れなかったら

と考えた時に

わたしも自分の居場所を見つけることが

困難な場合引きこもるかもしれません

 

東京にある 手話カフェさんにお邪魔した時の

聴覚障害のスタッフさんのイキイキとしたお姿

 

働けるというより

居場所がある

ということの喜びを持たれていることを

こちらでも同じように感じました

 

自分って なんだろう?

と考えることは 障害の有無に関係なく

どなたも感じることあると思います

 

わたしも かつで

居場所がないなと感じたこともあるのですが

 

それは

自分の役割を知らない

 

と言うことだと思うんですね

 

役割を見つけることで居場所が見つかると思います

 

かほく市の聴覚障害者のみなさんは

わたしにとって 全員「手話の先生」という役割を担っています

 

かほく市に手話言語条例が10月1日施行になり

市職員さんの手話講座の先生をされたり

 

12月は 議員全員にも手話講座をされています

 

ハンディと思うのか

それが

役割だと感じるのかで

大きく違うと思う

 

やなぎだハウスに通所されている方と

簡単な手話でお話させていただきましたが

通所されることを楽しみにされているそうです

 

外に出る

ということ

聴覚障害に限らず

様々な困難を抱えている方々にも

 

やなぎだハウスで見たことをシェアさせて

頂きたいと思いました

 

益々 楽しい事業所でありますように!

 

そして 居場所がない

感じていらっしゃる方々に何かヒントを与えてください!

ありがとうございました

 

能登就労支援事業所 やなぎだハウス

石川県鳳珠郡能登町柳田梅104番地

  (旧奥能登広域圏事務組合能登消防署柳田分署)

 

やなぎだハウスは↑コチラです