11月23日

 

所用で

西田幾多郎記念哲学館

(かほく市内日角)

 

駐車場から哲学館に向かう

思想の道という遊歩道に

 

白侘助(しろわびすけ)

がキレイに咲いていました

 

 

白侘助といいますと

11月のお花 茶道では

この季節 茶室に飾る花としても知られていますね

 

千利休の下働きをしていた「侘助」という方の名前から由来するとか

 

茶の湯の世界に

「侘び数寄」

(わびすき)

と言うのがありますが

※わたくし 茶道習っておりました

 

質素であることが美しいという理解があります

 

粗末とかいう理解ではないと思うんですね

飾り立てることを美としないで

あるがまま または そのまま

シンプルともいうと思いますが

 

それが 人間の本来の「美」である理解です

 

 

いつも 哲学館のエントランスに

さりげなく飾ってあるお花も まさに

詫び数寄 の趣があります

 

 

善は幸福であるということができる

我々が自己の要求を満たすまたは理想を実現するということは

いつでも幸福である

@西田幾多郎「善の研究」より

 

善 = よい行い

嘘をつかないことだと言われています

つまり

飾らない 武装しない

 

詫び数寄 の理解で言いますと

嘘をつかずにあるがままの姿でいることを言います

 

ですので

白侘助の真っ白い可憐な姿は

まさに その言葉どり

 

善であると思うんですね

わたしたちが幸せである感じる時は

おそらく

「ありのままの自分でいられる時」

だと思います

 

嘘や偽りで自分を飾り続けるのは

そりゃ 重たいでしょうね・・・

 

西田先生のお言葉には

そんな 理解もあるのではないでしょうか

 

ですので わたしは 等身大でいたい

それは自分で自分を幸せにするために

それが 西田先生の教えです

 

 

西田先生の胸像

 

 

西田幾多郎記念哲学館では

旧宇ノ気町時代から 哲学館の前身である

西田記念館の会館50年の歩み展が開催されています

 

石川県西田幾多郎記念哲学館

↑詳しくはコチラ

 

 

懐かしい宇ノ気町時代のパンフ

 

 

平成25年に 皇太子さまがご来館された時の様子など

(来年は 天皇陛下におなりになられますね)

写真パネルで

西田記念館 哲学館の歴史を

ふりかえる事ができます

 

 

そういえば・・・

 

 

西田幾多郎記念哲学館の設計は

安藤忠雄氏

 

また その作りもシンプル

詫び数寄の理解だな

 

社会で疲れた方

飾らないであるがままでいられる

心のお洗濯に

西田幾多郎記念哲学館にお越しください