「ない仕事」の作り方

みうらじゅん

 

 

 

東京視察の帰り

東京駅の新幹線ホームの

kioskで見つけた一冊

 

「ない仕事」

というタイトルに目が引き付けられました

 

著者は 自称「一人電通」

みうら じゅん

 

東京から金沢までの北陸新幹線

2時間半の道中 サクッと読めました

 

みうらじゅんさんと言いますと

わたしの中では

「イラストレーター」ですが

ご本人曰く

「何が本業なのかわからない人」

と言いますが

 

そんな人が

マイブーム ゆるキャラなどの生みの親であり

仕掛け人だったりする

 

マイ+ブーム で マイブーム

ゆるい+キャラクター で ゆるキャラ

 

A+B=AB

ではなく

A+B=C

 

という「新たな」なものを生みだす

それが 売れる!

と言うわけでして

それも わが身を忘れてまでも

「好き」でいることだが大事だと書かれている

 

つまり

「自分なくし」

 

自分が!

ではなく

対象物が主役であるかどうか

 

よく

「議員って どんな仕事しているんですか?」

と聞かれますが

 

この本を読んで

はっ とさせられました

 

「自分なくし」

「自分が!」ではなく「市民であり」「市」

 

他がやっていることは

乗っかりの真似っこでしかなく

やり始めた人にぶらさがっているだけ・・・

 

ブームに乗ることも大事ですが

ブームを起こすことができるか!

 

わたしの中で

あれこれと思いをめぐらすことありますが

真似で終わらないように

創造性(クリエイティビティ)が発揮される

ような仕事をしなければならない

 

「ない仕事」 とは

わたしが感じたこと

 

色即是空 空即是色

と 般若心境で言いますが

 

現実に あらゆる物事は

すべて実態はなく「空」(無い)ものだ

と言う理解です

 

ですが 縁により形があるように見える

 

物事はすべて「空」(無い)ところから生まれるワケでして

生み出す役割というものも

わたしたちに課せられていると思う時あります

 

「ある」ものをするのではなく

「ない」ものを作るという

 

サクッと読める本ですが

実に深い一冊

身に沁みました