日本のフェミニズム
since1886 性の戦い編
北原みのり
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日本のフェミニズム
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男女共同参画社会
と言われていますが
AVの強制出演
強姦や痴漢
セクハラ パワハラ
DVやモラハラ
女性を取り巻く環境は
ホントに良くなっているの言えるのだろうか
と 思うことあります
最近では
#MeToo
で 蔑ろにされ続けてきた
女性の「性」についての戦いに火が
ついてきたと思われます
わたしが 女性の性の歴史に
興味を持ったのが
かれこれ 20年ほど前に読んだ
ルポルタージュ
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新装版 サンダカン八番娼館 (文春文庫)
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サンダカン八番娼館
山崎朋子
日本も貧しい時代がありました
明治から大正時代にかけて
貧困家庭の女の子は
南方の島へ出稼ぎに行き
売春を行い 日本の家族に仕送りを続けたが
帰国後は 「からゆきさん」と呼ばれ
親族や近隣の人々に疎まれ
静かに離れて生活していたという事実
一家を支えてきたのに
なんて 理不尽な!と思うのと同時に
戦後生まれのわたしは
恵まれた時代に生まれたことを
喜ばないといけないと感じました
底辺女性
と サンダカン八番娼館の中に表現されていますが
いつの時代も
女性の力は隠れている
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あゝ野麦峠 ある製糸工女哀史 (角川文庫)
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ああ 野麦峠
山本 茂実
こちらも 貧しい日本を支えた
女性たちのお話
どちらにせよ こうした
ルポルタージュやノンフィクションが
出回らないと わたしたちは知らないことだったと思う
女性は
苦みを味わっていることを
声にするのが苦手かもしれません
我慢強さが美徳とは
わたしは思いませんが
支える
と言う立場をどこか
自分の中の「性」が知っているのかもしれません
いつも
支えているものは 影になり
支えられているものが 光が当たる
報われませんよね
辛くても
声に出せない
(と言いましても
だから 影で言っちゃうんです)
わたしのところにも
匿名で 相談者の方がよく来られる
わたしだと言わないでね・・・
その心理はいろいろあれど
おそらく これ以上 叩かれたくないというのが
あるのだと思う
しかし
昔の自分自身と重ね合わせると
わかる気がするんですね
長い長い女性が影になった歴史がある
「女性が輝く社会」
とよく言いますが
まだまだ 輝けていないと思う
わたしも しんどいことたくさんある
けど
この経験があるから
しんどい女性の気持ちがわかる
代弁しなければ・・・
と 更に思う今日この頃
輝くって!
光が当たることですよね!
いつまでも 影にかくれていては
いけません!