よくわかる 

DV被害者への理解と支援

石井 朝子

 

 

 

DV(ドメスティックバイオレンス)

 

ドメスティック・バイオレンス」とは英語の「domestic violence」を

カタカナで表記したものです。

略して「DV」と呼ばれることもあります。
「ドメスティック・バイオレンス」の用語については、

明確な定義はありませんが、日本では

「配偶者や恋人など親密な関係にある、又はあった者から振るわれる暴力」

という意味で使用されることが多いです。

配偶者からの暴力を防止し、被害者の保護等を図ることを目的として制定された

「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」は、

「DV防止法」と呼ばれることもあります。

@内閣府男女共同参画局

 

内閣府男女共同参画局

↑詳しくは コチラ

 

 

「配偶者からのDV被害にあっています」

という 相談は

後を絶ちません

 

身近な人に相談しにくい

警察に通報できない

誰に相談したらよいのか・・・

 

なぜか 縁を伝って

わたしのところに寄せてくれるのは

ありがたいことですが

やはり 悲しいですね・・・

 

これまで 何人かの女性の相談を受けていますが

共通するのは

離婚したいけど 逃げたいけど

「逃げることに罪悪感がある」

ということが 1点

 

もう1点は

「わたしが頑張れば いつか

相手は変わると思っていた」

というのが 共通です

 

昔から 夫婦は二人で1人前のような

イメージが強く

夫婦になった以上

相手の問題は自分の問題

相手の責任は自分の責任

というような目でみることが多いにあると思うんですね

 

ですが それを分離する上で メスを入れたのが

 

配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律

(DV防止法)

 

今まで家庭内に潜在してきた女性への暴力

女性の人権擁護と男女平等の実現を図るため

夫やパートナーからの暴力の防止

及び被害者の保護・支援を目的として作られた法律です

 

が・・・あるんだけど・・・

 

被害を受けている方が

「自分が悪い・・・」

あんな言い方しなきゃよかった

自分が怒らせてしまったという

過剰な自責を負うことがほぼほぼ

 

そんな人をパートナーに選んだのは

他でもない 自分なのだから

 

そして 加害者の方は

ほぼほぼ DVしている自覚がない

 

という考えで ずっと膝を抱えたまま

その家庭でパートナーからの

暴力または言葉の暴力に耐えている方は

実は 言わないだけで多いのかもしれません

 

ご縁があって 相談を受けるのも

わたし自身も被害の経験があるからかもしれません

 

経験がないものを相談受け付けることできませんよね

 

みじめさ

過剰な自責の念

逃げれない

(逃げると世間・親族から責められる)

という恐れ

 

DVとは 加害者本人から傷つけられる他

目に見えない 世間や親族からの目も恐れている

 

だから 相談できない

(誰に相談していいかわからない)

 

でもね これだけ言えます

 

相手の責任と取ることありません!

 

石川県女性相談支援センター

↑詳しくはコチラ

 

わたしとしては 次にコチラをお勧めしています

 

相談者の方が

この支援センターの存在を知らない方が

ほとんどですので

こちらで紹介させていただきます

 

解決に向けては

まず

「腹をくくること」

 

逃げるのは悪いことではありません

 

そして

解決方法は

「そのままでいる」

ことではないのです

 

何度でも書きますが

自分が努力すれば相手は変わることを

期待してはいけません

 

だって そのままいても変わらないんだもん

 

本当に変わりたいと思うなら

行動しかないと思うんですね

 

 

あらゆる解決に向けての方向性があると思います

二人でいても解決しないことは

第三者を交えること

 

わたしの元に DVの相談の方が

多いので 相談者の方の許可を得まして

あえて 書かせていただきました

 

どうか よい方向性が見いだせますように

願ってやみません