久しぶりに 望遠レンズ装着してみました

 

雲ひとつない夜空に浮かぶ・・・月

 

明日(4月30日)は

「満月」

になります

 

満月に狼男に変身する・・・とはフィクションですが

実際に月の満ち欠けにおいて

事故や犯罪などとの関係については

満月の日には

人間の心理的「興奮度」が上がるとか言われてますね

※例として 喧嘩や事故が多いとか

 

わたしたち女性の体も

ものすごく関係していまして

満月の夜に産卵するカニの話は有名ですよね

人間の出産や死も「満月」や「新月」に多いことは統計上

明確であることはご存知かと

女性の月経周期の平均は29.5日で月齢の周期と同じです

 

だから 生理のことを→月経と言うわけです

 

女性なんかは 満月前後は

体がだるい 重い 頭が痛いという 症状に

見舞われる方も多いのではないでしょうか

(あるいは 生理になりやすいとかね)

 

 

この世をば 我が世とぞ思ふ

望月の 欠けたることも なしと思へば

@藤原道長

 

この歌の意味 ご存知でしょうか?

 

この世は わたしのためにあるように

満月のように 何も欠けるものはない

 

まさに

「俺は この世のすべてを手に入れた!」

というところでしょうか

 

娘である彰子(しょうし)が一条天皇の中宮になり

さらに 皇子を生んだということで

藤原道真の華麗なる 摂関政治が始まるワケですが

 

残念ながら

満月というのは

満タン!ということですが

残念ながら この日を境に

今度は 欠けていく ・・・というシステムです

 

満ちて欠けるの繰り返しなんです

 

藤原道真のその後は

その「完全にすべてを永遠に手にすること」はできませんでした

 

子どもたちが次々に亡くなったり

自身も体調を崩したりとですね

 

満月から 欠けていく様子を身をもって経験するんですね

 

と思うと

「謙虚」 であることを

月は教えてくれます

 

満たされると それは喜び 幸せを感じますが

それを軽んじるのか

はたまた 慎重に かつ その自分の運命を

謙虚な気持ちを持つことができるか・・・

 

今の時代も同じではないだろうか・・・

 

満ちたものは 欠けるんです

 

そしてまた 

すべてを失った先に

また 新しく始まるものもある

 

時代の変わり目を感じ取ることができるか

満月の日を前に

 

愚かでいないかどうか

謙虚でいるかどうか

考えさせられております