男が痴漢になる理由

斉藤章佳

 

 

 

友人が

「これ 面白いよ」

と 教えてくれた書籍です

 

痴漢を研究した本って珍しくないですか?

 

痴漢もですが

性的被害 セクハラも含めです

わたしたち女性にとって

忘れようにも忘れられない

嫌な経験です

 

 

2月2日

衆院予算委員会にて

性犯罪被害者への対応の質門にて

野田聖子女性活躍担当相が

自身が小学1年生の時に誘拐未遂の被害に

遭っていたことを明かしましたね

「50年たった今でもいろんなことを覚えている

嫌な気持ちになることがある」

 

と 同時に

被害者が身体面だけでなく精神面でも傷を負い

長期にわたって苦しむ

自らの体験にも触れ

「そういう時にどうしていいかわからない

そこに私たちは支援の手を差し伸べなければいけない」

と強調されました

 

痴漢をされるのは

「露出が多い服装をしているからだ」

「隙が多い」

と言われ

 

性犯罪に関しては

「夜道を一人で歩いているからだ」

 

セクハラにしてもしかり・・・

なぜか 被害者が悪く言われることがほとんど

 

わたしも 小学生の頃 痴漢にあったと事がありますが

自分が悪いと思い込んでましたので

親に言えず胸に仕舞いで今日・・・

(一人で薄暗い路地を歩いていたので)

 

被害者なのに

「親に怒られる!」

と思ったんですよね 

 

性的被害者は 自分が責められるかもしれない!

という恐れからその経験を相談したり訴えることが

困難なパターンあると思う

 

痴漢や性犯罪は

女性問題 と言われてますが

それ ホントですか?

 

加害者は男性ですよ

男性問題ではないのですか?

 

男が痴漢になる理由

著者 精神保健福祉士・社会福祉士 斉藤章佳さんは

 

「性犯罪者は“マジック”で自己正当化する」

と言います

 

自分の責任を軽くしようとしたり

相手が悪かったからやったとか責任転嫁したり

そういう話を巧妙に作り上げる

 

それこそ

心もレイプされます

 

わたしはよく 言うのですが

身体的な性的被害で傷つくこともあれば

 

心のレイプとは

「あなたが そうさせた」

という 責任転換でも起きると思っています

(女性は 2度傷つきます)

 

所謂 人の所為にするってことです

(加害者が)

 

そもそも 加害者自身に自覚がないのかもしれませんが

自覚がないというのは

アナタやりましたね ということを

受け取れていないということです

 

「やらせたのは そっちでしょ」

(よくある 責任転換)

 

痴漢の原因は 社会のストレスを発散する

一種の趣味なのかもしれませんが

 

個人のストレス発散を

誰かのせいにするのは いかに?

 

ギャンブル依存症 アルコール依存症と同じように

痴漢やDVもパワハラ セクハラも

社会におけるストレスが引き起こす原因と言える

 

男性も厳しい社会ですから

ストレスが溜まるのは理解しておりますが

ストレス発散の対象に女性を無意識に責めるのは

同じ女性として悲しいことです・・・

そして わたしたちに対して 失礼です

 

女性ためのワンストップ支援事業

という事業を展開されている自治体もある
女性の働き方の相談や就労セミナー
DVやセクハラパワハラ 性的被害の相談まで
女性のあらゆる側面を受け入れてサポートしていただける事業
 
先日の

野田女性活躍担当相への質問ですが

性暴力被害者支援ワンストップ支援センター

について でしたが

 

わたしたち女性も

傷ついた過去はなぜか?

自ら自分が悪いとジャッジしていないのか?

 

NO と言えるような

嫌だった!被害にあった!という

声をあげる

女性たちが増えるように

願ってやみません