夫がアスペルガーと思ったとき

妻が読む本

 

 

 

カサンドラ症候群

という耳慣れない症状をご存知でしょうか

 

カサンドラ症候群

アスペルガー症候群がある人の家族や身近な人が

コミュニケーションをうまく築けないために起こる二次障害

 

タレントの おかもとまりさんが

「軽度の発達障害。」

というタイトルでブログを更新されました

 

「旦那は、昔から軽い発達障害(勉強や記憶力、

音楽の才能はピカイチなのに、簡単なことができないの)」

「悲しいというか、しんどかった」

「2018年は上手く発達障害と向き合おう」

 

という告白記事

 

コミニケーションが取りずらい家族って

実に悲しいことでして

どんなに自分が頑張っても意思疎通ができないと

「自分が悪い」「努力が足りない」

と 自分を責めてしまうことがあります

 

それが

偏頭痛
体重の増加または減少
自己評価の低下
パニック障害
抑うつ
無気力
自律神経失調症

という症状に現れるということです
 
以前にも ブログに記しましたが
わたしの長男がAS+ADHD です
 
彼とは もう16年も一緒に生活していますし
彼の療育にも付き合い ある程度の知識と経験を
積んでいるおかげで
発達障害のお子さんを持つ親御さん または
カサンドラ症候群かも?と思われるご家族の方からの
御相談をいただくことは多々あります
 
「とにかく 疲れる」
そんな言葉を彼女たちからお聞きします
 
疲れるくらい 一生懸命に家族(夫ないしはパートナー)
と向き合ってこられたんだと思う
 
自分のことを振り返ると
3歳でAS診断を受けて これまで彼との生活の中で
必死にあの手この手を使い
彼を「なんとかしよう」としたのですが・・・
 
その「なんとかしよう」が疲れる原因でありまして
わたしは 彼の診断を受け入れてなかったんですね
 
カサンドラ症候群でお悩みの方々も
同じように なんとかしようと頑張ってこられましたが
 
それは 相手がいる問題です
(実は相手も一生懸命なんですよ。見えにくいですが・・・)
 
家族を個性と見れるかどうかが問われます
 
外向きの成熟を我々は求めやすい
「普通はこうなのに」「ああなのに」
 
発達障害の方(家族 パートナー お子さん)の家族を持つ方には
内側の成熟をお勧めします
 
それは 一言でいうと
「受け入れる」
ということなのかもしれません
 
また これが難しい!
(そんな簡単じゃないから悩ましいワケです)
 
発達障害のご家族へのサポート・支援というのが
まだまだ 足りていない昨今
 
おかもとまりさんのカミングアウトもですが
声を上げられない方も多いと思います
 
お悩みの方いませんか?
共にお悩み共有したり
シェアをしていくこと
これからは ご家族への配慮も必要な時代だと
わたしは感じています