今日の金沢は雨

 

次男が金沢の中学校と

練習試合のため

彼を金沢まで送り その足で

行ってきました

 

金沢21世紀美術館

 

The Silent Views. 流転 福島&チェルノブイリ

写真展に行ってきました
 
チェルノブイリ福島を取り続ける
写真家・中筋純さんの 巡回写真展プロジェクトです
 
雨ですが 今日の金沢21世紀美術館は
相変わらずの人気でたくさんの来客でしたが
 
流転の一般主催展覧会ブースも
たくさんの方が来られていました
 
偶然ですが わたしが会場に
入った時間は
写真家の中筋純さんの
トークギャラリーのお時間でして
直接 写真を撮ったご本人に会うことができ
写真の説明を受けることができました
 
 
とても気さくな方で
「写真撮影OK」の許可をいただきました
 
「この先 帰還困難地域につき・・・」
という立て看板は
東日本大震災にて 福島原発事故で
帰還困難地域前に建てられた
看板のレプリカが写真展入場前に置かれているんです
 
その意味もご本人から
お伝えいただきました
 
 
福島 そして チェルノブイリ
原発災害の地域を写真に納めつづけてきた
写真展です
 
奇しくも 今日は満月ですね
満月の日は
感情が動きやすいと言われます
(みなさん そんな経験ないですか?)
 
中筋さんの説明を聞きながら
写真を見ていると・・・
 
(わたしだけではなく ギャラリートークに
参加している方々のほとんどがハンカチを手にしていました)
 
 
汚染土を入れた土嚢
今でも 処分が決まらず
山積みになっている 福島の現状
 
こうして 土嚢袋から
草木が生えている様子をアートしているのも
わたしたちに何を訴えているのでしょうか
 
考えるのではなく
感じる写真展
 
理屈ではなく
見た人が何を感じるのか
それに 答えはないんですね
 
中筋さんは 言います
「ここに立ち入られたのなら
他人事ではなく 自分のふる里が
このような状態だったらを考えてほしい」
 
目頭が熱くなる
 
写真展を後にするとき
考えてみた
写真展のタイトル
 
「流転」
物事がとどまることなく移り変わってゆくこと
@国語辞典より
 
仏教では
生死・因果が繰り返される
ことを言います
 
そのタイトルに込められた
メッセージも感じとるといいかもしれません
 
なんとなく過ぎ去るものではなく
なぜ そうなるのか
変わっていく様を この目で見る意味を
写真展では教えてくれます
 
あ!だから
写真展の入り口に
 
 
目なんだな・・・
なるほど
 
The Silent Views. 流転 福島&チェルノブイリ
は 明日 11月5日(日)まで
金沢21世紀美術館で開催しています
 
ご興味ある方は 是非