戦火の三匹

ロンドン大脱出

ミーガン・リクス

 

 
8月15日
今日は 終戦記念日 です
「戦没者を追悼し平和を祈念する日」
 
夏休み中のうちの子供たちは
部活もここ数日 お盆休みで
それぞれに 夏の休日を過ごしています
(宿題に追われていると思われる)
 
家に何気なく置いてあった
「戦火の三匹」
息子が図書館から
借りてきた本です
 
手に取って読んでみました
 
彼なりに「戦争」を
考えようとしているのか
 
わたしも 戦争を知らない子 です
もちろん うちの子たちも
 
ですが こうして過去を振り返る
 
実は 児童文学が一番
わかりやすかったりします
 
ストーリーは
第二次世界大戦が始まろうとする
ロンドンの仲良し一家に飼われている
仲良しの犬2匹とネコの話
 
第二次世界大戦は 1939年9月1日
ナチスドイツのポーランド侵攻から始まるんですね
第一次世界大の名残さめやらぬロンドン
防空壕掘りや毒ガスマスクの配布と
不穏な様子が描かれます
戦争を心配しながらそれは避けられないと
思っている大人
何だか不安なこどもたち
そしてまだ何も知らないペットたち
 
日本ではない イギリスを舞台にした
戦争を知る 児童文学ではありましたが
 
過去の日本でもあった
疎開のことや
ペットの安楽死について
所変われど
戦争では 同じことが起こっていた
ということを学ぶことができます
 
今年で戦後 72年目
 
わたしたちは 戦争を知らないけれど
(経験をしていない)
学んでいるだろうか
 
人間も社会も成長しているだろうか
 
これが
たまたま息子が借りてきた児童文学の
扉を開いてみた偶然なことだろうか
 
終戦記念日の日
身につまされる思いをしています
 
息子に感謝だなぁ
この本 借りてきてくれて
ありがとうね