ピーター・ドラッカーの本を読まれている方も多いと思う。
5,6冊は自分も読んだが恐らく岩崎夏海著『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』が発売された事がきっかけだった。
その頃友人が週刊ダイアモンドにドラッカーの連載があることを教えてくれて
コンビニで立ち読みしていた。
”自分の長所を伸ばせ” ”失敗から学べる、それを続けると考える力がつく”
そういう感じの言葉が今も頭に残っている。
ドラッカーの本を訳しているのは上田敦生さん。
本人に直接コンタクトを取り日本でのドラッカーの翻訳家としての地位を確立した方。
自分は偶然ネットで上田敦生さんが糸井重里さんと対談している記事を読んだ。
上田敦生さんのお話は面白く自分の日記にまでそのことを書いていた。
ーもちろん常に「ドラッカーがすごく日本語が上手かったらどんなふうに言うだろう」
と考えているーと書いてあった。
ー英語で「very beautiful」と「beautiful」では「very beautiful」の方が美しいとなる。
しかしそれが日本語の「美しい」と「とても美しい」になると
「美しい」の方が”美しい”となるーと。
『絶対的に美しいのか、相対的に美しいのか、
ドラッカーがどっちの意味で使ってるのかを考えて、日本語を選んでます』
とても困難だけれど、その仕事はある意味楽しいだろと思った。
そしてこれを読んだ時、茂木健一郎著「脳と仮想」を思い出した。
言葉はやっぱり面白い。
美しい夕暮れだが18年前にガラ携帯で撮った写真、しかも加工無し。