ーこれは2019年の秋に書いた自分のブログ記事です。時間差をご理解くださいー
2019年9月20日から開催されているワールドカップ・ラグビー日本大会。
日本の快進撃が続く今4年前よりもさらに熱い興奮に包まれる日本(世界を含む)。
本日10月11日、台風19号により12日の2試合が中止となり
準々決勝への道を失った国の選手の言葉が綴られた記事が目に付く。
ニュージーランドvsイタリア、イタリアはレベル差は歴然だが戦う機会は欲しい。
1位抜けしたNZだが状況が逆であれば試合中止は無いはずだ、と憤慨している。
それに答える様にNZ代表のサム・ホワイトロックが言った言葉が書かれていた。
「ラグビーはささいなこと」と。
ー天候により試合中止は残念、勿論戦いたいが大会開催サイドが決めた事だー
彼はスーパーラグビー参戦チームでプレイする選手で、自国での地震やテロの為
試合中止を経験している。
ワールドカップという4年に1度の大舞台での試合中止がどれ程辛い事か
どの選手も想像出来るだろう。
それでも、辛い出来事で試合中止を経験した彼は言うその言葉の意味は深い。
しかしその言葉、聞いた覚えがある気がした。
誰が言ったか覚えているがはっきりとした言葉が浮かばない。
古いコピーした記事を探してみると出てきた。
2003年サッカー プレミア・リーグ。
マンチェスター・ユナイテッドvsアーセナル戦。
0-0の引き分けでアーセナルがリーグ戦優位に立つもある出来事が起きた。
FWを倒した事でレッドカードによる退場者を出したその日のアーセナル。
試合終了直前に激しいDFの攻撃でペナルティーを取られPKへと持ち込まれる。
3シーズンで91得点を叩き出しているRVニステルロイだがPKを外し試合終了。
その直後、負けずにすんだ事で浮かれたアーセナルの選手らが
PKを蹴り外したニステルロイに背後から乱暴行為をした。
ニステルロイは数日後のインタビューに答えている。
「背中に何度が何か当たったがPKを外した事で頭が一杯で早く家に帰りたかった。
家のテレビで見て初めて何が起きていたのか知って驚いた」
試合後しばらくして控室近くでビエラとトラブルがあった。
ニステルロイの話に返事をするどころか殴りかかろうとされた。
「レッドカードを受けた後だし説明等聞きたくないだろうね。
途中省略・・・でも試合中での出来事は水に流せるものと期待していた。
それで会いに行った」
自分がわざと彼を退場させたのなら、試合後に会いに等行かない。
ビエラの目を見られないはずだーとその日の試合とその後の事を語っている。
ーたかがスポーツなんだー
「彼がいら立っていたのもわかる。自分もPKを外したことに我慢がならなかった。
でも、たかがスポーツなんだ。次に会った時はこの件はすっかり忘れていたい。
彼が怒りに任せて僕に言った言葉は気にしていない。
サッカーはあまりにも素晴らしく、素敵な人生を送らせてくれるので
頭を抱えているわけにはいかないんだ」
(YOMIURI ON LINE より引用)
今回 ホワイトロック選手が言った言葉と重なる様な気がして
さらに、ニステルロイ・ファンとして
二つの言葉を残しておきたいと思い書いてみた。