私は「アンダーワールド」1作目の主人公「セリーン」で、ベッキンセイルが世界一好きな女優になったので、どんな駄作になろうとも最後までお付き合いします。ベッキンセイルのアクションが観られるという事だけで、スコア30点プラスです。

似たような役割配置で、どちらも夫が監督・妻が主演で夫婦で稼ごうとしてる(笑)バイオハザードのミラと比べても、美しさに波が無い。ヴァンパイアにピッタリです。

1作目2003年のケイト演じるセリーン。

2作目2006年のセリーン。

4作目2016年のセリーン。
13年経過しても、「年を取らないヴァンパイア」役ができる美貌の維持。本当にキープできる女優じゃないと、ヴァンパイア役に説得力が出ないので、13年に渡って同じ役を演じられる人は限られてると思います。

1作目「アンダーワールド」では、現代社会の中にヴァンパイアやライカン(狼男)が紛れ込んで生活している、という当時は斬新な設定で始まり、2つの種族は気が遠くなるような長年いがみ合い殺し合っている。ヴァンパイアは力もスピードも超人的だが主に剣や銃器を使用し、ライカンは狼男となって爪と牙で戦う。

ライカンは変身するとこんな感じで、現代の進化した者は人間に戻ることができる。

ヴァンパイアは3人の長老をトップとした、組織立った活動をしていて、基本的に長生きすればするほど強くなる。

長老の中には、こんな姿になって空を飛ぶ事ができるのもいる。セリーンは育ての親の長老に長い間騙されており、さらに最愛のヴァンパイアとライカンの混血の彼氏を殺されそうになって、油断した長老を殺害してしまう。

ヴァンパイアにも追われるようになるが、3作目からは人間も交えた3つ巴の戦いに。その頃には、ヴァンパイアもライカンも人間に知れ渡っており、いわゆる「狩り」のように人間に殺されて蔑視されている。

4作目のセリーンに白髪が混ざっているのは、新しい能力を手に入れて覚醒した為。ただでさえ処刑人→ヴァンパイア始祖の血を飲んで最強に→母になり心の成長→瞬間移動ができるように、と手はつけられなくなってきている。

ヒロインアクションのシリーズ映画って意外と少なく、主役クラスでアクションができる女優自体が貴重。予算規模が大きく違うバイオハザードシリーズは、正直ゲームの中の設定が無ければスカスカだろうが、アンダーワールドシリーズは安定した面白さがある。

ただし、マーベルのような恐ろしい規模の映画とは比べるべくも無い。セリーン=ケイトの変わらぬ美しさを観る映画と割り切れば、料金分は充分楽しめる。