のこされた 動物たち | イタリア フィレンツェ 田舎暮らしの12ヶ月

イタリア フィレンツェ 田舎暮らしの12ヶ月

動物たちに囲まれた
トスカーナの森の中 自然に寄り添った半自給自足
フィレンツェ 田舎暮らしの12ヶ月


今日は 1冊の本の ご紹介本



以前 図書館で たまたま 目に入り


手に取った 2011年 3月11日

東北地方太平洋沖地震 以後の


被災地に 残された動物たちの


写真や 彼らを助けるための活動が


記された 1冊の本



福島第一原発 20キロ圏内で 


動物保護のボランティアをする 


写真家で著者の 太田 康介さん



イタリア田舎生活ってこんな感じ-book

飛鳥新社




以前飼い主のもとで暮らしてきた



犬や猫を始め 牛や豚などの家畜など



彼らには なぜだか分からないけれど



人間がいなくなってしまった街で 生き残って



ただ生きるしかない現状




畜舎に入れられたまま



餌も水もなく 力なく絶えていく命



ようやくそこを出たとしても



水を求め 水路に落ち 溺れてしまう牛




野生化し ハンターのように群れになり



弱いものを獲る 犬





来ない飼い主を 壊れた自宅で



じっと待つ犬や猫




心優しく 強いボランティアの皆さんによって



差し伸べられる手



それでも助けられない悔しさ






静かな図書館のテーブルに着き



ただ涙が出てしました。






なかでも 特に印象に残ったのが



1ページにあった この1匹のダックス



イタリア田舎生活ってこんな感じ-book




自分が ダックスを飼っている



というのもあるけれど



主に 室内で飼われる小型犬の



ダックスが・・・




イタリア田舎生活ってこんな感じ-book



このような 震災による大きな被害を背景に

たった1匹でたたずむ姿



衝撃的で とても悲しい気持ちと



なんだかとても 悔しい気持ちでいっぱいでした。



この子は 今 いったいどうしているのだろう・・・






震災から 1年が過ぎ



イタリアでも 大きくニュースや新聞で



取り上げられました。



“すごい衝撃的な映像を見た”



それだけで あっという間に 話題のように

終わってしまったように思います。






被災者の皆さんは 今も苦しみに耐えて



前を向いて 一生懸命に過ごしている



それに 手を差し伸べる ボランティアの方が



頑張っていること 




「私たち日本人は 震災を 絶対に忘れてはいけない」



たとえ小さなことでも 



私たちに 出来ることは何かあるはず。





あらためて 強く思わされた 1冊の本



のこされた 動物たち



ぜひ機会があれば 


手に取って 見てもらいたい1冊です。









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