続・ゾク初老オヤジの願いごと
「パパー!×2」
俺の宝物たちが両方の脚に纏わりつく。
「練習(けいこ)!道(とおる)!」
しゃがんで抱き上げた。なんて久しぶりの感触!
思わず餅のようなほっぺにスリスリをした!
「パパ、痛いよおヒゲそってないでしょー!」
道が俺のあごをかわいい手で突き放そうとする。
「いいじゃないか、久しぶりなんだから」
「うそだー・・昨日も・・だったよねお姉ちゃん」
「そうだよね、パパったら忘れたの!?」
練習が上半身をクネクネしながら言った。
「ええ!そうかなあ、じゃあついでに練習にも」
スリスリしようとして君子に止められた。
「あなたその辺にしとかないと、また泣かせちゃうから」
「つまんねえの・・・。」
「もうちょっとだったのに、なあ道」
「うん・・・でもお姉ちゃん、すぐに泣いちゃうのはママの言うとおりだから、パパ気をつけてください」
「はーい、一応分かったことにしてやる」
道「ええー、いちおうって何?」
練習「道、知らないの?パパが一応っていう時はホントは
分かってないってママが言ってたじゃない」
道「そうなんだ・・・」
君子はその様子をさも嬉しそうにケタケタ笑いながら見てる。
やがてみんなで遊園地に行き、いつものようにハンバーガーやジュースの類を飲み、俺の苦手なジェットコースターに乗った君子と子供たちの嬌声を聞きながら「つまんねえの・・・」とつぶやく俺。とは言いながら心行くまで遊び、二人で子供たちをおぶって帰宅。
明日の朝まではまだ充分な時間があり、若い夫婦には思惑があり・・・ね♪
日中子供たちと夫婦とであんなに遊んだのに、やっぱり若いって素晴らしい!
時間が惜しい二人はシャワーを浴びて、そのまま・・・一応子供たちの部屋を覗いた時までは親だったが、直ぐに男と女になったのである!
結婚する前よりも、今の方がより愛おしく思える君子。
もう、何もかも許してもらって好き放題!君子もそれに応えて許し放題!
何度も何度も♪朝が来る前に♪とばかり峠を跳び超えたのだった。
ありがとう!超マジシャン。
今回も間の空いた更新となりましたが、
どうぞコメントや応援☆をよろしくお願い致します。
※この
超マジシャンのお話、これで完結とさせていただきます。
尚、この超マジシャンはこれからも登場するかもしれません。(^^♪