父は、突然倒れて、奇跡的に助かる。
それが一昨年前の秋。
大きな手術もして、年が越せるといいね。
そして、桜がみれたらいいね・・・。そんなことを一つ一つクリアしていったその後の日々。
その間、大きな手術もするが、
父は体調が安定している日もあれば、そうでない日もあり。
原因がはっきりしないため、またいろんな治療を勧められる。
それに私が疑問を持ち、反対するのだけど、父は、医師の指示に従いたいって、私ととぶつかることがあった。
何度かぶつかって、悲しんでいる父を見て、病人相手に私は何をやっているのだろう?とそんなことふと考える。
父には、どれだけ時間が残されているのだろう?
私が、自分の正しさをぶつけることが、父にとってうれしいことなのだろうか?
もしかしたら、どんな結果になったとしても、父が自分で選択して、自分で納得して今からを進めていくことが、彼自身が心から後悔しない生き方なのではないだろうか?
そう思ったときに、彼の選択を受け入れようとそれを決める。
私ができることは、彼の今日に寄り添うこと。
彼の今日こうしたいにただ寄り添うこと。
寄り添い、話を聴き、体調が悪いことも、良い時も、一緒に感じて、ただそばにいることだけでよいのかもしれないな。
今日は一緒にお花見をする。
一昨年前に倒れてから今日のお花見は2回目。
寒いからなぁって、そんな言葉もあったけど、親指と人差し指でつくったピースは、今日をきっと喜んでくれているのだとそんな気がしたよ🌸