Bちゃん母娘自立大作戦を着々と進行中です。
来年の4月からBちゃん娘は高校に進学。
Bちゃんの夢が一つかないました。
私立高校なので入学金が必要です。
公立私立問わず、教科書・制服・体操着・シューズ・カバンなども必要です。
ところが、Bちゃんにはお金がありません。
そこで日本の素晴らしい制度を使ってお金を調達することにしました。
生活福祉資金貸付制度
普通の人にはあまり関係ないのですが、低所得者(住民税非課税程度)であれば利用できる制度です。
教育支援資金(就学支度費・教育支援費)で入学時の一時資金や入学してからの毎月の資金の融資が受けられます。
保証人不要で無利子であり返済は卒業後から20年以内です。
これは借りない手はありません。
さっそく居住地の社会福祉協議会に連絡しました。
こんな外国人母と日本人子の母子がいるので助けてやってくれないかと伝えるとさっそく動いてくれました。
状況把握のためにBちゃん娘の通う中学校にも担当者と民生委員同行で行ったりもしたようです。
11月の末に最初の連絡をしてから融資決定まで約一か月掛かりました。
社協の担当者が県の社協と連携してくれていたおかげで融資の申請書を提出した次の日には融資決定になりました。
入学時に必要な費用と4月から9月までの半年分の授業料との合計約60万円ほどの融資です。
年明け早々には振り込まれるのではないでしょうか。
次の計画は団地に移転計画です。
県営団地や市営団地は基本的に古い建物が多く設備もがっかりなところが多くあります。
都営住宅などは建て替えをして高層住宅になっていたりするのもあるので一概には言えませんが。
団地の多くは風呂はバランス釜で自分で調達しなければならなかったりします。
立地も不便なところが多く、車がないと生活できないことが多いです。
Bちゃんの勤め先の目の前に復興公営住宅が建っています。
2016年から2017年にかけて竣工された築浅の団地です。
一般的なマンションとほぼつくりは同じようです。
通常であれば復興公営住宅は被災者のための住宅なので、応募できるのは被災者のみでした。
ところがです。2023年の7月より一般募集も始まりました。
Bちゃん家族のような低所得者世帯も応募可能になったのです。
こんな間取りの部屋がBちゃんの収入だと家賃が3万円弱です。
民間の半額以下と大変お得になっています。
この家賃であれば薄給のBちゃんでもなんとかやっていけるはずです。
外国人にも福祉の手が回る日本。
なんて良い国なんでしょうね。
ひとり立ち計画が着々と進行中というお話でした。