自民党青年局海外研修報告②パラオ編 | 沢田なおき オフィシャルブログ「子供たちへ誇れる郷土づくり」Powered by Ameba

自民党青年局海外研修報告②パラオ編

8/24-26台湾から後半の3日間はパラオへ🇵🇼
   
パラオ へは我々、党青年局の訪問団🇯🇵に加えて、台湾🇹🇼の立法委員(国会議員に相当)も同行されました。




パラオは、台湾が国交を持つ13ヵ国の内の1つであり、両国の関係は街中を見るだけで非常に深いことが分かります。まちのあちこちに台湾からの援助による公共施設や台湾資本のホテルがあり、官民挙げての強固な結びつきが垣間見えます。




我が日本も、戦前の委任統治領時代には日本人とパラオ人が共存共栄し、産業、インフラ整備
、教育等に注力をしました。

現在でもパラオでは1000以上の日本語がパラオ語として日常的に使用されています。

パラオ訪問初日から、
パラオ議会主催の晩餐会があり、パラオの上院議長や ウイップス大統領 から直接、日本への具体的な要望を伺うことができました。



パラオの基幹産業は観光ですが、コロナ前は年間平均3万人が訪れていたものが、現在700人に程度だそうです。

『日本からの観光客を増やしたい。だから、直行便を通してほしい。帰国したらパラオの魅力を発信してください。』と切実に訴えられていました。

翌日、ウィップス大統領、日本訪問団、台湾の国会議員によるパネルディスカッションを行いました。









ウィップス大統領は訪問団を「いまだかつてこれほど大きなグループを迎えたことはなく歴史的」と評価した上で、「気候変動などの課題をパラオ・日本・台湾の3か国で協議することが必要だ」と強調されました。

我々、青年局側からはALPS処理水の海洋放出理解への謝意を伝えるとともに、環境問題をはじめとした諸課題について意見をしました。

パネルディスカッションでは、日本・台湾よりパラオ支援の現状について説明後、各国より今後のあるべき支援について意見を表明。インフラ・経済・教育・医療・教育等様々な分野について意見が交わされ、

鈴木憲和青年局長は「日本のJICA(国際協力機構)と台湾のICDF(国際合作発展基金会)共同の事業を検討すべき」と強調されていました。

さらに海上保安庁がパラオに派遣しているチームによる救急救助技術の訓練やJICA関連事業の視察、旧海軍墓地での慰霊、清掃活動を行いました。













最後に絶対に忘れてはいけないのはペリリュー島です。

今から約80年前、数日で陥落すると言われていたペリリュー島を旧日本軍は島を要塞化し、2ヶ月強守り抜きました。

敵方であるニミッツ提督が戦後仰ったとされる

「諸国から訪れる旅人たちよ、この島を守るため日本軍がいかに勇敢な愛国心をもって戦い、そして玉砕したかを伝えられよ」

この碑文があるペリリュー島を一度は訪れてみたい。訪れて深い感謝と哀悼の意を表したいと20代のころから思っていましたが、ようやく念願が叶いました。

日米兵士たちが死闘を繰り広げたペリリュー島では、日本軍だけで約11000人が倒れ、アメリカ軍も約10000人の死傷者を出しています。

日本では見たことが無いような透き通ったエメラルドグリーンの海。ここで両国兵士がお互いの国のために、地獄のような死闘をされたことが信じられません。

戦争の惨さを痛感すると共に、祖国に帰ることができなかった、両国兵士の御霊安らかなれと心よりご冥福をお祈りしました。






印象的だったのは、ペリリュー島を案内してくれた現地在住の元自衛官のガイドさんの言葉。

『自分なりに信念を持ってこの仕事をしています。私は一生ペリリュー島に眠るご英霊方と生きていきますのでご安心ください』

ペリリュー島には今もなお3000とも4000とも言われるご遺骨が日本に帰る事なく、ペリリュー島のどこかに埋まっています。

来年は日本パラオ国交樹立30周年。

今後の日パラオ友好及び台湾も加えた3カ国の友好と発展の為に微力ですが、力を尽くして参ります。



#自民党青年局台湾パラオ視察団