【幕末維新ゆかりの地めぐり】
テロリストの親玉か近代日本の始祖か
【吉田松陰】
思想家、教育者であり山鹿流兵学師範。
私塾「松下村塾」で、のちの明治維新で重要な働きをする多くの若者を教育し
明治維新は吉田松陰がいなければ間違いなく違ったカタチとなり
日本の歴史は違った方向に歩んでいったはずです。
明倫館で優秀さを認められ、藩主・毛利慶親への御前講義でその才能が認められました。
ようするに長州藩きっての英才だったわけですなあ。
アヘン戦争で清国がフルボッコにされると山鹿流の兵学ではどうにもならないと知って
西洋兵学を学ぶために九州に勉強に行きます。
ペリーの来航、黒船を見て驚き（当時の日本人は誰もが驚いたはず）
その科学技術や文化に触れようと漁師さんの小舟を盗んで乗船するが追い返されて
自分から奉行所に自首し投獄、長州藩に護送され
「家で大人しくしとれや！」と自宅謹慎を言い渡されます。
吉田松陰は神格化されて神社になってる。
吉田松陰と久坂玄瑞のイラストが
そうなんや、久坂玄瑞が吉田松陰と並び称される感じ？
吉田松陰は叔父が主宰していた松下村塾の名を引き継ぎ
松下村塾を開塾、松下村塾では久坂玄瑞、高杉晋作、伊藤博文、山縣有朋、吉田稔麿
入江九一、前原一誠、品川弥二郎、山田顕義、野村靖、渡辺蒿蔵らを教育し
ほとんどの人間がテロリスト・・・・志士として活動することに。
人気漫画【銀魂】も松下村塾がモデルになってます。
江戸幕府は井伊大老の強権発動
安政の大獄によって吉田松陰は危険思想家として江戸に檻送
伝馬町牢屋敷に投獄、取り調べを受け
正直に老中暗殺計画を白状してしまう・・・・・。（めっちゃ正直！）
ついウッカリ、じゃないんやろうね
思想家であり教育者であっても政治家ではなかったんやもんね
理想主義者やったんやろうかな？
是非はともかく
弟子たちを死に向かわせたのは事実です。
自立学習の祖
教育者としての吉田松陰は・・・・。
松下村塾では一方的に師匠が弟子に教えるものではなく
吉田松陰が弟子と一緒に意見を交わしたり、文学だけでなく登山や水泳なども行うという
当時としては珍しい教育方式だったそうです。
ナチスの教育にちょっと似てる気がする・・・・・そんなの昔、どこかで読んだな・・・・。
どうしても教育というか洗脳な印象があるんよね・・・・時代だったといわれれば
それまでの話なんやけど。
松下村塾
小さいね・・・・こんな狭さで
みんな勉強しとったんやね～風邪が流行ったら大変やろなあ。
なんて考えてしまうのが時世というやつですねえ。
吉田松陰の家は広い
吉田松陰が謹慎してた狭い部屋
（トイレやお風呂には部屋から出れるんよね！？）
これで山口県の歴史ヒストリアは終了。
吉田松陰のゆかりの地で〆ることができました♪
大阪にも吉田松陰ゆかりの地があります。
（大阪府：岸和田市 【吉田松陰の逗留地＆きしわだ自然資料館】）
【さるる史観満載の歴史ヒストリアはコチラ！】