澤田事務所管理人が更新します。
この「連載プレイバック」は
1982年7月8日から1989年9月28日まで
雑誌「スコラ」に掲載された
笑人間を加筆訂正したものです。
本日は1986年11月21日 笑人間
「宮川大助・花子」(#60)後編です。
テーマ:いま、花開いた大助・花子
(本文)
これではフツウのプロデューサーとかわらないではないか。
東京のコメディアンのルーツにくわしくなった分だけ大阪のことに
うとくなってしまったのだ。
こういう時がいずれ来るとは思っていたが、大助・花子でそうなろうとは
思ってもみなかったのだ。
今年が大助・花子が結婚して10年目だというのが大阪では
イベント化されて、大助・花子の人気に火がついた。
このチャンスをのがすと大助・花子のことは知らないままになってしまう。
遅まきながら夫婦漫才という珍しくなった漫才の形式の中で
新しいおもしろさをつくってみようと企画してトライしてもらうことになった。
これからはどんどん誕生してくるであろう新しいお笑いのスター達と
こんな関係でつきあうことになるに違いない。
私(※澤田隆治)にとってはこんな緊張した状態はたまらなくうれしいのだ。
私(※澤田隆治)にとっても新しい時代がやってきたようだ。
おわり
澤田隆治