澤田事務所管理人が更新します。

 

 

この「連載プレイバック」は

1982年7月8日から1989年9月28日まで

雑誌「スコラ」に掲載された

笑人間を加筆訂正したものです。

 

 

 

本日は1986年5月22日 笑人間

「横山やすし・西川きよし」(#54)後編です。

 

 

 

テーマ: いつまでも名コンビとして活躍されんことを・・・・・・

 

 

 

(本文)

 私(※澤田隆治)は当日来れない西川きよしさんのために、

思いをこめて表彰状の文句を考えた。

 

 

 

本来横山やすしさんを西川きよしさんの

家へ飾られるための表彰状だから、テレビで

プレゼンターに読まれる以外誰の目にもふれないものだが、

プレゼンターにお願いしてあるジェームス三木さんは高名な作家である。

 

 

 

人の書いた文章を読んではくれないかもしれないと

思っていたらその通りになってしまった。

 

 

いささか残念なのでこの欄で公開させていただくことにする。

 

 

  

表彰状

特別賞 横山やすし・西川きよし殿

 

 

コンビ結成20年幾多の苦しい局面も漫才への情熱で切りぬけ、常に絶妙なる

コンビネーションで漫才界のトップの地位をほしいままにしてきました。

 

 

 

そしてその自在な話芸は、大衆に愛される漫才コンビとしていまだにパワーを

失うことなく、若い漫才コンビの目標となっています。

 

 

 

「第6回あなたが選ぶ花王名人大賞」では、その活躍に対し、

特別賞として記念品並びに金一封を贈り、表彰いたします。

願わくば永遠に名コンビとして活躍されんことを!

 

 

昭和六十一年四月六日

 

 

花王名人大賞委員会

 

 

この表彰状を渡してくれたのが木村一八君と西川弘志君。

 

 

横山やすし・西川きよしコンビの二世はいまテレビドラマで大活躍である。

 

 

西川ヘレンさん。きよしさんの愛妻であり、やすし・きよし漫才20年を

ずっと見守り支えてきた本当の功労者なのだ。

 

 

 

そのことをまだ西川きよしさんと一緒になる前の

ヘレン杉本さんのころから知っている私(※澤田隆治)は、

カメラのとらえた西川ヘレンさんの涙につられて

こみあげてくるものを押さえきれず、「これもよかった、よかった」と

つぶやきながら力一杯拍手を送り続けたものだ。

 

 

※合わせてよろしくお願いします。

 

※近年の西川きよしさん・西川ヘレンさん夫妻の新型コロナワクチン接種CM記事です。(2021年5月6日より放映中)

 

 

 

 

おわり

澤田隆治