この「連載プレイバック」は

1982年7月8日から1989年9月28日まで

雑誌「スコラ」に掲載された

笑人間を加筆訂正したものです。

 

 

 

本日は1985年3月28日 笑人間

「ナポレオンズ」(#40)中編です。

 

 

テーマ:これからの成長がたのしみなマジック・ナポレオンズ

 

 

(本文)

 そんな中で本の街を歩いている

ヤングそのままのスタイルでステージに登場して

全く違和感がなく、アメリカ人ばかりの客に

とけこんでしまったのがコミックマジックのマジック・ナポレオンズだった。

 

 

 

アメリカの社会で活躍する日系三世のヤングが

マジックをしているようなステージで、衣裳を感じさせない

自然さがなんとなくおかしいキャラクターを

前面に押し出すことになり、アメリカ人の懐に

スルリと入りこんでギャグの一つ一つがウケるという、

私(※澤田隆治)だけでなく本人達もびっくりという爆笑のステージとなった。

 

 

 

フロックではなく、アメリカではどこへ行ってもウケまくり、

ことにラスベガスでは街を歩いていたら握手を求められるぐらい強い印象を残したのだ。

 

 

 

やっとフダンの洋服の衣裳で

アメリカのステージでも通用する

マジシャンが登場したことが

たまらなく私(※澤田隆治)にはうれしかった。

 

 

つづく

澤田隆治