先週は、澤田道場秋の昇段審査を行いました。

審査申込は2名。

うち1名は小学生でしたが、足を怪我したため審査は延期です。

 

参加者:大人4名

場 所:荒川区立西尾久ふれあい館

時 間:9:15~11:15

 

ちょうど1年前の同じ日に、沖縄で自分自身が審査を受けていました。

あれからもう1年が経っているのかと思うと、光陰矢の如し。継続した日々の積み重ねがいかに大切か再認識します。

9月に肺炎になってしまい、中々体調が戻らないので、早く完治させて通常の稽古に戻りたいと強く思っています。

身体を動かす咳が出るため、もどかしい日が続いています。

 

審査。

級の審査を受けていたのは、今から26~28年ほど前でしょうか。

その時のことは少し忘れかけていますが、審査に合格するたびに帯の色が変わり、

新しい帯を締めると自分が強くなったような気がしました。

自分の努力で掴み取った新しい級、新しい帯、少しずつ上がっていく空手の階段。

段位とはまた違ったスパンで徐々に上昇していく過程は、初段へ向かう助走期間のようなものでしょうか。

とてもとても大切な基礎を身に付けていく時期。

貴重な時間です。

 

さて、この日は1名が受験でしたので、審査員2名体制でじっくり見ることが出来ました。

審査は同じ東京支部の塚本支部長(http://blog.livedoor.jp/sugurutsukamoto/)も常々言っているように、

指導する側が審査される場でもあります。

自らがどこまで指導出来ているか、道場生を通して自分自身が評価されるため、そういった意味での緊張感もあります。

定位置鍛錬、移動、型・・・刮目して審査をしていましたが、その内容に目を見張りました。

特に型の審査。

審査を受ける時、受験生の反応には視覚的に分けると3つになります。(内面の緊張感は分かりませんので)

①緊張しすぎて硬くなり普段の実力が出せない(これも実力のうち)

②普段通り

③緊張感がよい方に働き、普段以上の実力を発揮する(これも実力のうち)

 

今回受験したFさんは、今回③のパターンでした。

緊張感が気迫や力強さを生み出し、スイッチがパチンと入った感じ。

とても素晴らしい内容でした。

普段であれば審査結果はその場で伝えませんが、今回は審査員2名満場一致で合格とし、その場で結果をお伝えしました。

審査であったからスイッチが入ったのであれば、それを普段の稽古でも一瞬で入れられるようにしておく。

スイッチは入れやすい方がいいですからね。

常在戦場。今後も一緒に鍛えていきましょう!

 

 

 

そして今日は、マンツーマンでの稽古となりました。

 

参加者:大人2名

場 所:荒川区立西尾久ふれあい館

時 間:9:15~11:15

 

集団指導等は違い、個別指導となります。

稽古メニューはその人に合わせた内容となり、普段の集団指導では伝えきれない点を細かく、そして掘り下げて。

自分自身の指導スタイルとして、仲里常延先生、仲里武思先生の指導と同じように、

修正すべき点を全て伝えることはしていません。

5個や6個伝えても、全部は出来なくて中途半端になってしまう。

それならば、まず大切なところから。

それが身に付いたら、また次に進みましょう。

今日も一つ、しっくりきた点があったようで何より。

 

また来週も稽古を続けていきましょう。

継続することが一番難しい“稽古”だと思いますので。