以前にも書きましたが、澤田道場は会場確保の関係でほぼ毎週違う場所で稽古をしていて、広い会場が確保できたときは、六尺棒を使った棒のエクササイズを行っています。


少林寺流にのみ伝わる「徳嶺の棍」という棒の型は有段者になってから稽古するものなので、それは将来の楽しみとして取っておき、

その動きを利用した棒の使い方や、移動稽古的なものを通じた身体の中心の意識の仕方、全身の使い方などを学んでいます。


手足を使った空手の稽古ではなく、道具……しかも自分の身長より大きい棒を自在に扱うのは難しいと思います。手も棒も頭の中もこんがらがりながら、少しずつ道場生も棒の扱いに慣れてきたように感じます。



前回は攻撃技を中心にエクササイズをしたので、この日の稽古は受け技を中心に行いました。

動きに慣れるだけでなく、実際に軽い攻防をすることで技への理解も深まりますね。

一つの動作に2種類の使い方があるな、と考えさせられたり、何気なく出している動きに、相手を誘う意味があるなと理解を深めたり、色々と面白い発見があります。


棒エクササイズは、会場確保の関係で2ヶ月に一度くらいのペースなのですが、今回は運良く広い会場が多く取れているので次回は再来週!

空手も棒も、両輪で稽古して質を高めていきましょう。

何をどう感じ取るかは人それぞれ、そして今のレベルや状況により違うと思いますが、道場に来れば必ず何か掴めると思います。

次回の棒エクササイズもお楽しみに。



来週は澤田が仕事の都合で稽古が出来ませんので、稽古はお休みとなります。よろしくお願いいたします。