本日の稽古

〇場所:荒川区立西尾久ふれあい館

〇時間:9:15~11:15

〇参加:3名

 

 

この日の稽古は、久しぶりに広い体育館での稽古。

澤田道場は、会場確保の都合上、ほぼ毎週稽古場所が違います。

体育館を確保できた日は、“棒エクササイズ”と称して、六尺棒の稽古を行うことが多い。

少林寺流に伝わる【徳嶺の棍】の型を行うのは、有段者になってからとしていますので、徳嶺の棍からいくつか形(技)を取り出して、棒の稽古を行います。

この日は、2つの攻撃技を中心に稽古を行いました。

〇連続受け攻撃

〇横打ち

 

連続受け攻撃は、仲里常延先生が命名。

名前がないから便宜的に付けました、とおっしゃっていました。

横打ちは、澤田がつけた俗称です。

棒の稽古を行うと、棒を握ることで握力が。身体がブレないように棒を振ることで、体幹が、それぞれ意識され鍛えられると思います。

脇が開いたり、身体全体で打とうとするとぶれてしまったり、力が入りません。

道具を使った稽古を行うことで、徒手空拳の空手道の稽古に生かされてくる部分がある。

間合いや目付けなど、学ぶこと体感できることも非常に多い。

棒エクササイズは、とても有意義な時間だと捉えています。

 

さて、この日は棒を、“棒に対して打ち込む” “キックミットに対して打ち込む”の

2種類を行いました。

棒に対しては、自分の攻撃が相手の棒によって受けられてしまった場合、

キックミットに対しては、自分の攻撃が相手にヒットした場合、

を想定します。

棒に打ち込んだ際の、跳ね返りの衝撃。

ミットに打ち込んだ時の、重い衝撃。

それぞれが違っていて、それぞれに対して意識が出来たかと思います。

途中、あまりに打ち込みすぎて棒が折れてしまいましたが・・・。

今回は攻撃技が中心だったので、次回は受け技の練習をしましょう。

 

 

さて、棒の稽古は最初のうち、手が絡まります(笑)

私の動きを手本にして稽古をしますが、右と左、上と下、手首の向きなどが日常生活に一切無い動きであるため、混乱が生じます。

そういう中でもずっと棒は握り続けるし、体幹はぶらさないように意識をする。

よって、そのあとに行う空手の型の稽古が恐ろしく簡単に感じるという、不思議な現象も起こります。

そういった面や、体幹を意識しての棒の振り等の効果もあってか、参加した道場生の型は皆、いつもに増して肩の力が抜けてしなやかなものになっていました。

 

棒の稽古は1時間取ったので、残り時間は型。型。型。

次は来年になるかと思いますが、また棒をやりましょう!