すっかり春らしくなり、稽古がしやすくなってきました。
緊急事態宣言の延長を受け、稽古の休止期間も延長していますが、間もなく解除となりそうですね。先が見えてきました。
先日、新型コロナウイルスのワクチンを打ちました。
少しずつ接種者が増えていけば、感染者数も落ち着いていき、安心して稽古ができるようになっていくと思います。臥薪嘗胆!焦らず稽古を積んでいきましょう。


この日は、型の演武線を意識して稽古を行いました。
前日に棒の稽古をたっぷり行ったので動きもスムーズ。
どんどん汗をかくというより、何だか研究活動的な時間となりました…。
少林寺流に伝わるアーナンクーからクーサンクーまでの演武線を確認したところ、普段起点へ戻れない型でもほぼ戻ることが出来たりと、有益な時間となりました。
開祖である仲里常延先生の道場へ伺うと、道場の中央やや後ろ側に黒いテープが貼ってあったことを思い出します。
先生は、
「型はそこへ戻るように出来ていますよ」
「目安として、前後左右一歩程度のところに戻れればいいです」
と、よくおっしゃっていました。

そこへ戻るために、技や足運びを調整したり小さくしたり大きくしたりするのではなく、正しい動きが出来ていれば自然に戻っていくものと思っています。
起点や演武線を意識することは非常に重要ですが、それだけに強くとらわれると、本末転倒。

これからも正しい稽古を積んでいこうと、型稽古を行いながら誓い新たにしました。