粉雪が舞っている。
その粉雪の滑り台にいたら、だんだんと高層ビル
に近づいていく。
あわてて綿雪のブランコに飛び乗って、遠く運河
を眺めた。
深々と地面に注いでは消える雪、私はこの地に
降りていた。
誰でも頭の隅っこにあるこの情景、
ここはマンハッタンのカフェテラスかな!
ニューヨークの摩天楼だろう。上海の浦東だよ。
アウトレットを見ろよ!
香港島に決まっているだろう。
このネオンは、ビクトリアピークの100万ドル
の夜景だぜ。
遠くに、建設中の建物があり、ハングルの断幕が
みえた。
そうだ、韓国だったよね。
炎天の夏を吹き飛ばし、砂漠を運河に
変えてみた。
ここは、まぎれもしない韓国の松島
(Songdo)だ。
東洋のドバイ、スマートシティ仁川経済特区で
ある。
東洋一のハブ空港・仁川。
雪の中を迂回するジャンボ機は、仁川空港のある
永宗島(Yeongjong)に降りるが、その全貌は
航空・港湾物流都市である。
永宗島から延びる吊り橋は、ソウル方面の青羅
(Cheongna)と仁川市街方面の松島と、扇状の
二方向に繋がっている。
この三つの地域が、コンパクトスマートシティ、
仁川自由経済特区という未来都市
(通称:IFEZ 仁川自由経済区域)であり、
計画人口50万人、170㎢に及んでいる。
お台場(20.34㎢、約21万人)の8倍以上の面積
に2倍の人口。
日本を遥か凌ぐ人口密度の高いソウル市。
その近郊では考えられないゆとりの自然環境
空間が、運河を舞台に演出している。
